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民主的-独裁的 †

政体、大臣の他、主に民衆の態度に影響が出る。
自国からの宣戦布告を多用するなら「独裁的」寄りが、拡張した領土の維持には「民主的」寄りの方が有利である。
すなわち、宣戦布告を多用して拡張を行うことが多いプレイヤー国ではこのスライダーはどちらに寄せても一長一短である。

このスライダーの最大の影響は次の「左派−右派」スライダーとセットで表現される「政体」であり、民主スライダー単独の効果ではなく、「どの政体を目指すか」という点からこのスライダーを動かすのが基本となる。

政治的左派-政治的右派 †

「民主的-独裁的」スライダーとセットで政体を決定する。
政体は、大臣の選択肢と社会・経済のスライダー範囲を規定する。

• 政体早見表

  	左派	9	8	7	6	5	4	3	2	右派
  民主的	SD	SL	SL	SL	SL	ML	ML	ML	ML	SC
  9	SD	SD	SL	SL	SL	ML	ML	ML	SC	SC
  8	SD	SD	SD	SL	SL	ML	ML	SC	SC	SC
  7	LW	SD	SD	SD	SL	ML	SC	SC	SC	PA
  6	LW	LW	SD	SD	SD	SC	SC	SC	PA	PA
  5	LE	LW	LW	SD	SD	SC	SC	PA	PA	FA
  4	LE	LE	LW	LW	SD	SC	PA	PA	FA	FA
  3	ST	LE	LE	LW	LW	PA	PA	FA	FA	NS
  2	ST	ST	LE	LE	LW	PA	FA	FA	NS	NS
  独裁的	ST	ST	ST	LE	LE	FA	FA	NS	NS	NS

• 政体種類

  NS	nazi	国家社会主義	右派独裁系
  FA	fascist	ファシズム	右派独裁系
  PA	paternal_autocrat	権威主義	右派独裁系
  SC	social_conservative	社会保守派	民主主義系
  ML	market_liberal	自由経済派	民主主義系
  SL	social_liberal	社会自由派	民主主義系
  SD	social_democrat	社会民主派	民主主義系
  LW	left_wing_radical	急進的左翼	左派独裁系
  LE	leninist	レーニン主義	左派独裁系
  ST	stalinist	スターリン主義	左派独裁系

• 文民職・軍部職の選択可能範囲
  • **は政体変更時に専任大臣が強制変更を受けないが、大臣を変更すると選択できなくなる範囲である。
  • 以下は文民職（国家元首、政府首班、外務大臣、軍需大臣、内務大臣）の範囲である。

    ST	LE	LW	SD	SL	ML	SC	PA	FA	NS
    							**	<<	NS
    						**	<<	FA	>>
    					**	<<	PA	>>	**
    				**	<<	SC	>>	**
    			**	<<	ML	>>	**
    		**	<<	SL	>>	**
    	**	<<	SD	>>	**
    **	<<	LW	>>	**
    <<	LE	>>	**
    ST	>>	**

• 以下は軍部職（情報大臣、参謀総長、陸海空軍大臣）の範囲である。

  ST	LE	LW	SD	SL	ML	SC	PA	FA	NS
  							<<	<<	NS
  						**	<<	FA	>>
  				<<	<<	<<	PA	>>	>>
  			<<	<<	<<	SC	>>	**
  		<<	<<	<<	ML	>>	>>
  		<<	<<	SL	>>	>>	>>
  	**	<<	SD	>>	>>	>>
  <<	<<	LW	>>	>>	>>
  <<	LE	>>	**
  ST	>>	>>

開放社会-閉鎖社会 †

民衆の態度の他、索敵情報に影響が出る。ここで言う索敵情報とはMAP上での視界内の敵ユニットについての情報である。
スライダーの可動範囲は政体により規定される。
総合的には「閉鎖社会」の方が一応有利と言えるが、「開放社会」寄りと「閉鎖社会」寄りで効果が相反するスライダーであり、拡張プレイを行うなら非中核州のパルチザンの影響が大きくなるなど、状況によっては必ずしもどちらが有利とは決め難い。
全般に、このスライダーを動かした場合の効果は小さい。基本的に他のスライダーを優先的に動かした方が良いだろう。

不満度の上昇率について

イベントや大臣交代による上昇率には関係なく、消費財の不足による上昇率と下げにくさに影響を与える。端的に言えば、マイナスならば利点、プラスならば欠点となる。

自由経済-計画経済 †

ICに関係した経済活動を中心に影響する。
スライダーの可動範囲は政体により規定される。
このスライダーは両端が有利、という特殊なスライダーであり、４が最悪となっている。政体とのからみも考慮が必要だが、６以上なら「自由」寄りに、４以下なら「計画」寄りにするのが基本となる。

常備軍-徴兵軍 †

軍事ユニットのコストと能力に影響する。
「ギアリングボーナス」でのデメリットはあるものの、基本的には「常備軍」に寄せていくのが有利。
「自由経済-計画経済」や「タカ派-ハト派」スライダーに比べると後回しにされがちだが、このスライダーも効果は大きい。

労働者の熟練度って？

新規作成師団が最初から持っている経験値のこと。
これが+20の場合、作りたての師団は経験値の1/2の修正を受けるため、戦闘効率に10％の加算を受ける。
つまり陸軍の場合は司令官のスキルが+2されるのに等しく、海軍と空軍に至っては+5されるのに等しいため、精強な軍を編成することが可能になる。

タカ派-ハト派 †

生産に関する効果の他、民衆の態度に影響する。
戦争を主眼とするhoi2においては、ハト派にしておくメリットはない。「タカ派」に寄せるべきである。
わずかに動かすだけでも効果の大きい、重要なスライダーである。

介入主義-孤立主義 †

主に外交活動に影響する。
戦争を主眼とするhoi2においては、孤立主義にするメリットはない。「介入主義」に寄せるべきである。
民主主義系の政体に置いては、同盟可否と、宣戦布告に必要な敵の好戦性に影響が出るため重要なスライダーになってくる。
年１回のスライダー移動を使わなくても、歴史の流れが判っていれば、自国と同大陸にある被宣戦国への事前の独立保障を利用して「介入主義」へ寄せることができるので、損得の面からは、このスライダーの移動にはそちらの手段を利用したい。
が、民主主義政体でこのスライダーが５以下の場合は、その独立保障自体が不可であるため、まずは優先してこのスライダーを６以上に上げるのが基本となる。独裁系の政体ではやや後回しでもいい。