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共通/導入の手引き

概要

hoi2(AOD・DHを含む)は十数年前に開発されたEU2エンジンで設計されたゲームです。

旧式のエンジンで動いているため、最新のPCとの間で相性問題が発生し、ゲームが起動できなくなったりゲームが重くなったりすることがあります。
このページではそれらの問題が発生する原因とその解消法を紹介します。

まずアップデート

以下の作業に入る前に、まずhoi2のバージョンが最新版になっているかを確認し、必要に応じてアップデートしましょう。

AODならver1.12
DHならver1.051

それ以外についてはこちらを参照

拡張子設定

以下の作業を行う前、拡張子を表示する設定にすることを推奨します。
以下の解説は、基本的に拡張子が表示される状態を前提として書かれているため、これが表示されていないと混乱が生じる可能性があります。

win7ではこちらの方法で、
win10ではこちらの方法で表示できます。

拡張子が表示されていない例の画像(DHの場合)

DHSSA.png

ウィンドウモードの利用

大前提として、デフォルト設定のフルスクリーンではなくウィンドウモードを利用することがゲームの安定化・軽量化に資す特徴があります。
とりあえずの処置としてウィンドウモードに設定してみることを推奨します。

ウィンドウモードを利用するには、OSで設定されるカラーモードが16bitであることが前提条件となります。

ウィンドウモードを利用できない例外

ディスプレイの解像度が小さすぎる場合、ウィンドウモードを利用ができません。
設定を済ませても、ゲームがディスプレイからはみ出てしまい、起動後すぐに落ちてしまったりプレイ中に落ちまくったりします。

この場合は他のディスプレイを利用するか、フルスクリーンモードを利用してください。

カラーモードの設定(win8以降)

win8以降では以下の手順でアプリケーションごとに個別に設定ができます。

実行ファイル(.exe)を右クリック → プロパティ → 互換性 → カラーモードを制限する に チェック → 16ビットカラー を 選択

カラーモードの設定(win7/Vista)

win7以前では個別の設定は不可能であるため、コントロールパネルから全体の色数を落とす必要があります。

デスクトップの何も無いところを右クリック → 画面の解像度 → 詳細設定 → モニター → 色 → High color(16 ビット) → OK

ウィンドウモードの設定(AOD・DH - win8以降)

win8以降ではランチャーから設定ができないため、手動でsettings.cfgを編集する必要があります。

実行ファイルと同じフォルダにあるsettings.cfgをメモ帳等で開き、

0 # Display mode: 0 = full screen, 1 = windowed

この行を、

1 # Display mode: 0 = full screen, 1 = windowed

このように書き換えると、実行ファイルからの起動時にウィンドウモードで開始されます。
カラーモードが設定されていない場合、エラーが表示されるので注意してください。

ウィンドウモードの設定(AOD・DH - win7/Vista)

事前に16ビットにカラーモードを設定している場合のみ、ランチャー内でワンクリックで設定ができます。

ウィンドウモードの設定(無印・DD・DA)

  1. 実行ファイルのショートカットを右クリックしプロパティを選びます。
  2. リンク先が例として、
    "C:\Program Files\CYBERFRONT\Doomsday\DoomsdayJP.exe"
    なっているとします。
  3. 末尾に半角スペース(全角不可)を一つ入れて、WINDOWED(小文字不可)と書きます。
    "C:\Program Files\CYBERFRONT\Doomsday\DoomsdayJP.exe" WINDOWED
  4. OKを押しショートカットのプロパティを閉じます。

解像度の設定(AOD・DH)

AOD・DHではウィンドウの解像度をデフォルト値の1024x768から変更ができます。
win7/vistaならランチャーから、win8以降ならsettings.cfgを直に編集することで設定可能です。
解像度を大きくしすぎると、ゲームがディスプレイからはみ出てしまい、起動後すぐに落ちてしまったりプレイ中に落ちまくったりするので適切な大きさに設定してください。

各種の問題の傾向と対策

当項目では解決しやすい問題から順番に記述しています。
自らの環境で当てはまる項目を試していってみてください。

マルチディスプレイ

マルチディスプレイの利用は厳禁で、起動したとしても激重でまともに動きません。
ゲームプレイ時はマルチディスプレイを解除するなどの対応が必要となります。

表示スケール

OSの設定でアプリケーションの表示スケールを変更ができますが、これを用いるとゲームの安定性が著しく低下します。

表示スケールを100%から125%に変更している場合などは100%に戻してください。

win7ではこちらの方法で、
win10ではこちらの方法で変更できます。

管理者権限

管理者権限が無効であるとゲームの安定性を低める場合があります。

win7ではこちらの方法で、
win10ではこちらの方法で有効にしてみてください。

UAC

UAC(ユーザーアカウント制御)を有効にしていることがゲームの安定性を低める場合があります。

win7ではこちらの方法で、
win10ではこちらの方法で無効にしてみてください。

Aero

Aero(高度なグラフィック設定)を有効にしていることがゲームの安定性を低める場合があります。

win7ではこちらの方法で、
win10ではこちらの方法で無効にしてみてください。

セキュリティソフト

hoi2と使用しているセキュリティソフトが衝突している可能性があります。

一時的にセキュリティソフトを停止して試してみたり、セキュリティソフト側の「例外設定」をしてみてください。
具体的な設定方法は各ソフトごとに異なるため、それぞれ調べてください。

インストール先

デフォルトのインストール先であるProgram Filesにインストールしていることがエラーの原因となる場合があります。
Cドライブの直下など他の場所にインストールし直してみてください。

ユーザー名

ユーザー名に2バイト文字を設定している場合、エラーの原因となる場合があります。

win7ではこちらの方法で、
win10ではこちらの方法で、1バイト文字のみのユーザー名に変更してみてください。

互換モード

winXP互換が最も安定する傾向があります。

実行ファイル(.exe)を右クリック → プロパティ → 互換性 → 互換モードでこのプログラムを実行する に チェック → Windows XP Service Pack 3 を 選択

レガシーコンポーネント(win8.1以降)

win8.1以降では古いアプリケーションを利用するためのレガシーコンポーネント機能が新設されています。
その中のDirect Playを有効化することで、ゲームの安定性が向上する可能性があります。

有効化の方法はこちらを確認してください。

仮想OS(win10)

win10は2022年現在において最先端のOSですが、最先端であるがため相性問題の発生率が高くなっています。

上記の方法をすべて試しても解決しない場合、PC上級者向けとなりますが以下の方法があります。

+  仮想OSの利用

グラフィックボードとの相性1(Radeon)

DA以前と、AOD・DHのそれぞれの古いバージョンでのみ起こる問題であり、AoD1.11・DH1.05以降へのアップデートで解決します。

+  古いバージョンにおいての解決方法

当項目及び下記二項目の問題は、あくまでグラフィックボードとの相性問題であるため、グラフィックボードをオフとしオンボードの状態で起動することでも必然的に解決します。

グラフィックボードとの相性2(Ge Force/Radeonの一部)

稀にグラフィックボードのドライバとの相性問題が発生し、ゲームの安定性が低下することがあります。
以下は例としてDHの解決方法となります。AOD等には応用してください。

+  レジストリの編集による解決

グラフィックボードとの相性3(Ge Forceの一部)

一時期のGe Forceの型番のみ、解決方法が判明していない深刻な相性問題が発生する場合があります。

+  具体的な症例

Macについて

hoi2はwindowsを推奨環境としたゲームであるため、Macでの起動は推奨されません。
上級者以外はwindowsを使ってください。

+  どうしてもMacで動かしたい場合(※上級者向け)

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