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概略 †

当時ほぼ唯一のアフリカの独立国家エチオピア。
第一次エチオピア戦争では英仏の支援を受けて見事イタリアからの防衛に成功し、
第二次では一時的に植民地化されるも、その後英軍によって解放され連合国として第二次世界大戦を戦いました。
そんな歴史的には非常に気高くアフリカの希望であり続けたエチオピアですが、
このゲームではかなりの難易度を伴います。

概要 †

エチオピアはhoi2における三大難関国家（生き延びることが）の一つです。
ゲーム開始時からイタリアの侵攻を受け、いつの間にか消えてしまうかわいそうな国です。（他国でプレイしてると時報みたいな扱いされる）
当然、この国の最優先課題は迫りくるイタリア軍に如何に対応するかです。

基本戦略 †

同盟に入ってイタリア本土を占領してもらうか、ゲリラ戦を展開しましょう。
難易度としては前者の方が明らかに楽です。

同盟する場合 †

権威主義体制なのでドイツ様がもっともやりやすいです。
少しでも同盟確率を上げるために最初のスライダー移動は独裁にしましょう。（右派でも可）
さっさと貿易で友好度を上げたいところですが、
港はすでに占領されており、リベリアはアメリカの傀儡ですので貿易相手は
南アフリカぐらいしかいません。
かなり足元をみられたレートで取引してきますが、仕方ないのであきらめましょう。
そうしてためた資金をもとにドイツ様との同盟を締結したらすぐさまオーストリアに
宣戦布告しましょう。
すると、あら簡単。後はドイツ様が瞬く間に山を越えて半島を占領してくれます。（海軍の関係でシチリアには上陸できないためドイツ様でも併合までは無理です。）
そうなると向こうから泣きついてくるので後は講和を受けるなり、反攻を展開するなり
好きにしてください。逆に属国化してやるのもいいでしょう。
同盟締結が遅れるほど状況が劇的に悪化していきますので、運の要素も絡みます。

ゲリラの場合 †

はっきりいってかなり難しいです。
こちらは陸軍ドクトリン未整備かつ民兵中心の軍に対し、向こうは他の大国に劣るとはいえドクトリン二段階開発済みかつ質量ともにこちらより優れた軍で攻めてきます。
また初期技術に基本的建設技術をもってないため、いくら待っても塹壕が掘れません。
よってアディスアベバが山岳地帯だからといって全く安心できません。
そして唯一のVPプロヴィンスかつ全ICであるアディスアベバは何としても守りましょう。（逆に落とされたらその時点で終わりです。）
AAR「エチオピア 一人ぼっちの戦争」様が非常に参考になるでしょう。

軍備 †

最初から７師団を有していますが、うち６個は民兵で唯一の歩兵も時代遅れの18年式です。（しかも戦力、指揮統制ともに足りてない）
脆弱きわまりないので急いで強化しましょう。
弱いとはいえ、敵一師団ぐらいなら全軍で集中攻撃すれば撃退できます。

技術 †

IC一桁国家らしく非常にお粗末な状態からスタートします。
研究機関も低スキルで何故か陸軍ドクトリン偏重ですので時間がかかります。（40年になるとアディスアベバ大学が追加されるのでマシにはなります）
ドイツ様や属国化したイタリアから青写真が無償支給されるのでそれをもとにまずは基本的建設技術、陸軍ドクトリン、歩兵を研究しましょう。
陸軍ドクトリンは火力集中、機動重視どちらも相性は同じくらいなので電撃戦が一番お得ではないかと。

その後 †

イタリアさえなんとかすれば、枢軸に加盟して世界大戦直行とかしない限り平和になります。後は国力を充実させるなり、ヨーロッパに進出するなり好きにしてください。
後者の場合、バルカンの玄関口であるアルバニアをイタリアより先に抑えておくとやりやすくなります。