MOD/eugファイルの改造 のバックアップの現在との差分(No.4)


 
#freeze
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当コンテンツは、特に記載がない場合、DHnoneを基準に書かれています。
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#contents
 

**このページについて [#dc9f141f]
**概要 [#dc9f141f]

eugファイルはシナリオ改造の第一歩です。
シナリオの開始日、プレイ可能国家、どのincファイルをシナリオで使うのか、などの情報が含まれています。
シナリオの開始日、プレイ可能国家、どのincファイルをシナリオで使うのかなどの情報が含まれています。

 
 

**冒頭の設定 [#a57efa56]

eugファイルの最初の部分は、シナリオ名・パネル・ヘッダーで構成されています。

例:
 
 name = "1936_SCENARIO"
 panel = "scenarios/data/scenario_1936.bmp"
 
 
 header = {
       name = "Grand Campaign"
       startdate = { 
       year = 1936
       }

nameが、シナリオ名。
panelは、シナリオ名の下に表示される小さいグラフィック。
headerには、シナリオの開始時に表紙される情報が含まれています。注意点として、ここにあるstartdateは参照されません。

 
 
**プレイ可能国家 [#i0bc905c]

例:
 
 selectable = {
 ENG FRA GER HOL POR ITA SOV SWE TUR JAP CHI POL NOR BEL DEN SCH CUB GRE BUL YUG HUN
 ROM AUS CZE IRE EST LAT LIT FIN PER AFG BRA ARG MEX COL VEN PRU ECU URU PAR BOL CHL
 NZL CAN AST MAN USA ETH SPR CHC ALB SIA SAU MON GUA COS NIC DOM PHI BHU SAL HAI HON
 IRQ LIB LUX NEP OMN PAN SIK SAF TAN TIB YEM CGX CSX CXB CYN EGY
 }
 	ENG = {
 	}
 
 	FRA = {
 	}
 
 	ITA = {
 	}
 
 	GER = {
 	}
 
 	SOV = {
 	}
 
 	POL = {
 	}
 	CHI = {
 	}
 	JAP = {
 	}
 	CAN = {
 	}
 	USA = {
 	}
 
 }

前半部分が、このシナリオでプレイできる国の一覧です。
もしプレイできないようにしたい国があるなら、その国のタグを表から削除すれば良く、レイできるようにしたい国があるなら、この表に追加すれば良いです。

後半の、縦にタグが並んでいるのが、最初の選択可能画面に出てくる国(=右クリックしなくても選べる国)です。

 
 
**ゲーム全体のデータ [#y6e26b81]

例:
 
 globaldata = {
 
     startdate = {
         year = 1936
         month = january
         day = 0
         }
 
     enddate = {
         year = 1947
         month = january
         day = 0
         } 
 
 		allies = {
 	        id = { type = 15000 id = 1 }
 			participant = { ENG IRQ FRA AST NZL CAN SAF NEP BHU YEM OMN }
 				}
 
 		axis = 	{
 	        id = { type = 15000 id = 2 }
 			participant = { GER }
 		}
 
 		comintern = 	{
 	        id = { type = 15000 id = 3 }
 			participant = { SOV MON TAN }
 		}
 
 		alliance = {
 			id = { type = 15000 id = 10 }
 			participant = { CHI CXB }
 			}

startdateは、シナリオの開始年月日。
enddateは、シナリオの終了年月日。

allies/axis/cominternがある。それぞれの括弧中に国タグを追加することで、新しいメンバーを同盟に追加することができます。
allies/axis/cominternがある。それぞれの括弧中に国タグを追加することで、新しいメンバーを同盟に追加ができます。
例えば、axisのparticipantの後の括弧内にITAと書き足すと、イタリアが枢軸メンバーになります。なお、最初に表記されている国タグが盟主国となります。

三大同盟以外の他の同盟も、ここで作ることができます。
特に制限はありませんが、IDの重複には注意しましょう。


 
例:
 
          war = {
              id = { type = 9430 id = 1 }
              date = { year = 1935 month = october day = 3 }
              enddate = { year = 1936 month = january day = 0 }
                attackers = {
                        id = { type = 9430 id = 2 }
                        participant = { ITA }
        	}
 	        defenders = {
       			id = { type = 9430 id = 3 }
            		participant = { ETH }
        	}

ここでは、戦争の状態が記されます。
ここでは戦争の状態が記されます。
複数の国が戦争に参加している状態は、attackersとdefendersの括弧内に複数の国タグを入れることで表記できます。



 
例:
 
 treaty = {
 id = { type = 16384 id = 1 }
 type = non_aggression
 country = "USA"
 country = "ARG"
 startdate = { year = 1935 month = december day = 30 }
 expirydate = { year = 1948 month = december day = 30 }
 }

まず最初に来るのがtypeです。注意点として、すべての条約では、同じIDを用います。
まず最初に来るのがtypeです。注意点として、すべての条約では同じIDを用います。
貿易であっても、和平であっても、不可侵条約であっても、ここではすべて16384と入力し、括弧内のIDの数値のみを変えていきます。

startdateが条約の開始年月日で、expirydateが条約の失効年月日。もちろん、startdateをキャンペーンシナリオ終了日よりも前に設定しないと、無駄になってしまいます。


 
例:
 
 treaty = { 
 
 id = { type = 16384 id = 317 }
 type = trade
 country = "HOL"
 country = "MEX"
 startdate = { year = 1935 month = december day = 30 }
 expirydate = { year = 1948 month = december day = 30 }
 rare_materials = -4
 supplies = 2
 }

''type = trade''の下に書く国家の順と、資源の順とを一致させる必要があります。
例の場合、オランダ(HOL)がメキシコ(MEX)に、一日あたり希少資源4個を出して、物資2個を受け取ることになります。


 
 
**使用するファイルの指定 [#l2d9711b]

例:
 
 # Vp things
 include = "scenarios/1936/vp.inc"
 
 # Countries
 include = "scenarios/1936/cyn_36.inc"
 include = "scenarios/1936/cgx_36.inc"
 include = "scenarios/1936/cxb_36.inc"
 include = "scenarios/1936/csx_36.inc"
 include = "scenarios/1936/germany.inc"
 
 (中略)
 
 include = "db\events.txt"
 event = "db\events\AI_switches.txt"


ここで、このシナリオがどのincファイルを読み込むかを指定します。

また、イベントについても、複数のイベントファイルをまとめて指定したものを(include = "db\events.txt")という形で指定しています。
指定するイベントファイルの量が多いときは、こんな感じでイベントデータベースを使うことができます。