MOD/プロヴィンスの接続の改造 のバックアップソース(No.3)

 
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当コンテンツは、特に記載がない場合、DHnoneを基準に書かれています。
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#contents
 


**このページについて [#hc61a402]

マップに関わる編集の中では、珍しく簡単なものである、プロヴィンスの接続について解説します。





 
 
**記述方式 [#hdbb66fb]

まず、map/adj-defs.csvを開いてください。
最上部に、Indo China Border(インドシナ国境)とコメントされた部分があり、以下のようになっているはずです。


|From|;|To|;|Type|;|Through|;|Comment|
|プロヴィンスID a||プロヴィンスID b||接続タイプ||プロヴィンスID z||コメント|
|1306|;|1327|;|Impassable|;|0|;|Indo China Border|

この場合、aのプロヴィンス1306(ルアンプラバン)と、bのプロヴィンス1327(文山)が、Inpassableの状態で接続されている、となります。

なお、From-Toという表現は言葉のあやであり、どちらがどちらでも構いません。
つまり、aとbのIDが逆でも、問題なく動作するということです。

Comment(コメント)は、作業者のためのメモ書きのようなもので、あってもなくても構いません。


 
 
**Through(接続タイプ) [#f915820f]

***Impassable(通行不可) [#nb7ed055]

プロヴィンスが繋がっているように見えても、そこを''移動・再配置''することができません。
ヒマラヤ山脈やサハラ砂漠で見られます。

ただし、''補給路''としては機能する他、ユニットの''新規配置''も可能です。
Impassableでしか周囲と接続していないプロヴィンス((エジプトのグレート砂漠など))には、新規配置と空挺強襲でしか侵入することができません。

ID zの設定は不要で、その代わりに''0''と記入します。

 
***River(川) [#s0272d03]

川を挟む場合に設定します。
川を挟んだ戦闘では、防御側が有利となります。

ID zの設定は不要で、その代わりに''0''と記入します。

 
***Sea(海) [#b251fd6f]

海を挟む場合に設定します。
日本の四国がこれに当たります。

ID zの設定を必要とします。ここでは、zに指定するのは''海域のID''です。

海を挟んだ戦闘では、防御側が有利になる他、
ID zの海域に、敵対的な海軍が存在すると、''移動することができなくなります。''
既に移動中の場合は、移動が中断されます。

 
***Canal(運河) [#w5a9d0a7]

海軍が、陸地を経由して別の海へ移動する場合に用います。
バニラでは、''キール運河のみ''で、これが設定されています。

他の三種と異なり、ID aとID bに指定するのが''海域のID''となります。

ID zの設定を必要とします。ここでは、zに指定するのは''陸地のID''です。

運河を占領している国と敵対していない場合に、海軍が通過することができます。
ただし、''輸送船団が通過することは、常に不可能です。''

なお、スエズ運河・パマナ運河・ジブラルタル海峡・ボスポラス海峡は、''ハードコードで設定''されている、この項目とはまったく別の概念です。


 
 
**実例 [#ief12998]

新たに、日本と大陸を繋ぐように設定するなら、以下のようになります。
ここでは、福岡(1190)-釜山(1196)間を、対馬海峡(2192)を経由し、海の種類の接続で繋げています。


 1190;1196;Sea;2192;(コメント)