各国戦略/同盟編 のバックアップ差分(No.3)



 
#contents
 


*概要 [#m956f965]

ここでは、連合・枢軸・共産および日本などの各陣営に属した場合の共通する大まかな戦略や留意すべき点について解説する。
中小国でプレイするとき、どこと同盟すればいいの?という場合の参考にどうぞ。
中小国でプレイするとき、どこと同盟すれば良い?という場合の参考にどうぞ。
なお、盟主および主要国の詳細な戦略については、それぞれの国の戦略の手引きを参照のこと。


*連合 [#p77f4358]
-盟主:イギリス(民主制)
-主要加盟国:フランス、カナダなど英連邦諸国(後にアメリカ)

英仏を中心とする、第一次大戦での「勝ち組」陣営。世界中に領土(植民地)を持ち、その中には多くの資源算出地帯が含まれる。
史実通り進めば、39年8月末に枢軸と、その後日本と開戦する。大戦の前半は劣勢で、独ソ開戦・アメリカ参戦後から徐々に盛り返す展開となる。

技術力は高く、産業系・陸海空軍どれもバランス良く青写真が期待できる。
陸ドクは英仏などが大規模系で、アメリカが優勢火力。海ドクは英仏が大艦隊主義系で、アメリカは基地攻撃系である。ただ、アメリカの加盟は遅いか、加盟しない場合もあるのであまり当てにはできない。
陸軍ドクトリンは英仏などが大規模系で、アメリカが優勢火力。海軍ドクトリンは英仏が大艦隊主義系で、アメリカは基地攻撃系である。ただ、アメリカの加盟は遅いか、加盟しない場合もあるのであまり当てにはできない。
陸上での戦力はそれなりに持っているが、各地に戦線を持っているため分散しがち。一方で海軍は強力であり、日本の勢力圏やイタリア近海以外の制海権は握るはず。

**メリット [#f9f9e5a2]
-民主制の国家同士であれば、貿易で友好度を+200まで上げることが可能。加盟のための資金も安くつくし、取引の際にも有利となる。
-世界中に領土を持つため、加盟すれば世界のほとんどの沿岸部にアクセス可能。つまり輸送手段と補給のための船団が用意できれば、世界各地の中小国が攻撃可能になるということである。
-資源が豊富であり、交易ルートが確保できる国なら援助だけで大体食っていける。
-加盟国の多くは戦場と海を隔てているか海外領を持っており、しぶとい。こちらが助けなくても全滅するということはない。
-青写真の大交換会が常時開催中。民主制国家なら無償で提供してくれることもある。ぶっちゃけこれ目当てだけに連合入りし、大戦勃発前に抜けるのも十分あり。

**デメリット [#s718e15b]
-陸軍は年代が進めばそれなりの数を持つようになるが、局地的に見れば独ソには及ばない。そして本国から海上輸送→上陸という手順を踏むため、侵攻も散発的になりがち。要するに、援軍は余り当てにはできない。(ポーランドがいい例)
-主要な加盟国が民主制国家のため、宣戦や併合などでこちらの好戦性が上昇すると加盟が難しくなり、貿易レートも悪化する。
-自国周辺が戦場になると、連合各国の航空機が大挙して空港に押し寄せ、自国の資源と石油をすさまじい勢いで食ってしまう。いわゆる[[駐機テロ>tips/軍事関連#e0f7069d]]。どの陣営でも起こりうるが、連合陣営での被害が最も深刻。
-自国周辺が戦場になると、連合各国の航空機が大挙して空港に押し寄せ、自国の資源と石油をすさまじい勢いで食ってしまう。

**戦略 [#kcc10757]
史実では大戦の勝者となった連合国。枢軸側の攻撃を自力で防げるか、そもそも攻めてこない国にとって連合加盟は「とりあえず入って損はない」選択となる。
史実で勝っているだけに、自国の安全さえ確保できれば、わりと気楽に戦争に参加できるし工場建設などもできる。
ただ連合側に付いて自国の拡大を考えるなら、枢軸国が弱るか隙を見せたところで攻め取るか、戦局に関係ないところで中立国を食っていくか、どちらにしても自力で拡大するということになる。
小国が早い段階で一気にのし上がるというのは難しいが、じっくり力を蓄えれば欧州や日本の高IC地帯を奪うことで大国を目指すこともできるだろう。
中立国を狙う場合、ベネズエラ、ポルトガルなど海に面した備えの手薄な国が有力な候補となる。オランダも狙えるが、その場合はドイツとの開戦前に連合から離脱しなければ奪われるだろう。
MODやバージョンにもよるが、「防衛計画事前策定ドクトリン(1940年)」の研究完了が大戦勃発にギリギリ間に合わないため、
世界大戦が始まる前に同盟を解消するつもりなら青写真が入手出来ない。研究機関が貧弱な中小国は計画的に陸ドクを進めよう。
世界大戦が始まる前に同盟を解消するつもりなら青写真が入手できない。研究機関が貧弱な中小国は計画的に陸軍ドクトリンを進めよう。
意外なことにフランスはCASの研究を行う。青写真が欲しいなら友好度を上げておこう。

*枢軸 [#ece52c92]
-盟主:ドイツ(独裁制-ファシスト系)
-主要加盟国:イタリア、ハンガリーなど
--枢軸ユーゴスラビアは、イベントにより枢軸脱落の可能性が有ります。かつ、非枢軸(含日系)ユーゴスラビアは、ユーゴに隣接するオーストリアプロビを獲り損ねた場合、ドイツに引き殺されます(DA1.2:id20006)。この場合、最優先の戦略目標として、クラーゲンフルト買い上げを入れてください。無為に過ごしてアンシュルスなら、枢軸から抜けるのは、無謀となります(抜けないと不満度+10x2発ですが、受けて枢軸維持で考えてください)。
-要注意:太平洋戦争の為、米国との戦争を避けることが難しいので、3陣営の中では突出して難易度が高いです。太平洋戦争フラグは、概ね1940突入で稼働、1943年突入で機能停止します。それまでに独日米が、フラグを立てにきます。
--DA1.2:カテゴリA1_1940年〜1941年に日本が戦争中、カテゴリA2_独が(だいたい1940年夏に)パリを占領。カテゴリA2_日本が好戦性50以上。カテゴリB_1942年に日本が非戦争状態。カテゴリA1下でカテゴリA2の条件を1つ満たすと、通常、日米関係は終わりです。ドイツも終わりですね。カテゴリBの条件を1つ満たしても、ランダムながら、ほぼ日米関係は終わりですね。
---1940年5月、独がオランダに宣戦布告、これが始まるとパリが落ちます。従って、太平洋戦争回避なら、(1939年)7月中旬〜(1940年)4月下旬に独ソ戦が必要とされます(こちらも枢軸[と連合]死亡フラグです..)。
---1940年突入前に日本(と中国)の戦争状態を解除(イベント終了で日本の好戦性0になる可能性アリ)。1941年12月30日に(チベット等へ)1年戦争を開始で太平洋戦争回避可能の見込み。
---id20004(独蘭戦からパリへ)→id3707(日本がインドシナへ)→id3800(禁輸、日本好戦性50以上も禁輸、発動率10%/月)→id22002(太平洋戦争の可能性大)

第二次大戦の引き金を引く、伍長閣下と愉快な仲間たち。
中欧から東西へと、いくつもの国を呑み込みながら勢力を拡大させる。39年に連合と開戦し、順調にいけばポーランド、低地諸国、フランス、バルカン半島と制圧する。その後、独ソ戦が開始されるというのが順当な流れ。

技術力は海軍関連以外は最高水準であり、特に戦車やCASの開発では他の陣営を大きく引き離す。電撃戦系の陸ドクと相まって、精強な陸軍を持つには持って来いの陣営である。
技術力は海軍関連以外は最高水準であり、特に戦車やCASの開発では他の陣営を大きく引き離す。電撃戦系の陸軍ドクトリンと相まって、精強な陸軍を持つには持って来いの陣営である。
一方で海軍に関しては、独伊ともそれほど過剰な期待はできない。弱いわけではないが。
海ドクはドイツがシーレーン封鎖、イタリアが大艦隊主義の系統である。
海軍ドクトリンはドイツがシーレーン封鎖、イタリアが大艦隊主義の系統である。
ドイツ軍は陸空ともに最先端の装備を持つ精強な軍である。装甲師団を先頭にした突破力は味方につけると非常に頼もしい。しかしイタリアなど同盟国軍は平凡な能力である。

**メリット [#w6c1cc5b]
-大戦前半では圧倒的な強さを持つ。ドイツ軍が自国を通って進撃してくれれば、あれよあれよと言う間に自国領を広げてくれるし、便乗して周辺国を攻める好機でもある。
-インド・フランス・ブリテン島など連合国の領土を狙うのがもとより戦略であれば、手を組むのになんら不都合はない。
-盟主が独裁制ゆえに、こちらの好戦性が上がってもあまり困らない。
-独ソ戦さえ乗り切れば、以後は連合国を寄せ付けなくなる。

**デメリット [#i1ef82ba]
-勢力圏が欧州と、せいぜい北アフリカ〜中東に限られるため、それ以外の地域にある国では援護を期待できない。制海権もないので孤立してしまう。
-枢軸に付いた状態で無計画に領土拡大をしようとすると、ドイツの拡大イベントやAIの切り替えを妨害したり、大戦の開始が早まってしまうことがある。こうなると非常に不利となる。大戦の開始までは慎重に行動する必要がある。
--ドイツ?に攻められている国家は、実質無条件?で連合に参加する場合が有ります(超レア?:連合AIハンガリーを確認)。

-希少資源や石油の供給が手薄である。ドイツでこれらが欠乏した場合は(可能であればだが)こちらが援助してやる必要がある。
-独ソ戦にしろ英国本土攻略にしろ、プレイヤーの助けが必要である。特に独ソ戦に勝てなければ、待っているのは敗戦への道である。

**戦略 [#q8ca4c52]
枢軸陣営は良くも悪くもドイツ次第である。そしてAIドイツは一旦歯車が狂えば勢いが止まってしまう繊細な国である。したがって枢軸側で戦う場合、なるべくドイツの邪魔はしないよう気を使わないといけない。
本来ドイツの持つべき場所(オーストリアやチェコ、AIの切り替えに影響するパリ)を自分のものにするのであれば、その分ドイツを助けてやる必要がある。
そして枢軸陣営にとって最大の山場である独ソ戦では、ドイツが順調に拡大したとしても分が悪い戦いである。ここが大戦の趨勢を決める分岐点となるので、出来る限りの援護をしなければならないだろう。
そして枢軸陣営にとって最大の山場である独ソ戦では、ドイツが順調に拡大したとしても分が悪い戦いである。ここが大戦の趨勢を決める分岐点となるので、できる限りの援護をしなければならないだろう。
しかしドイツの力を有効利用できれば、自国の勢力を早い段階で大きく伸ばすことができる。
一気に自国の力を付けて米英ソに立ち向かうのか、あるいは大人しくドイツの援護に回るのか、よく考えないといけない。

*共産 [#w04bd0af]
-盟主:ソ連(独裁制-共産主義系)

実質ソ連単独で形成されている陣営。広大な領土に大量の兵士と工場と資源を抱える赤い共和国である。
史実通りの流れなら、M-R協定締結後に東欧を侵食し、その後ドイツはじめ枢軸諸国と戦う。ドイツ消滅後は日本に宣戦し満州へと雪崩れ込むこととなるだろう。
史実通りの流れなら、MR協定締結後に東欧を侵食し、その後ドイツはじめ枢軸諸国と戦う。ドイツ消滅後は日本に宣戦し満州へと雪崩れ込むこととなるだろう。

技術力は三大陣営(+日米)の中では最も見劣りする。研究機関もさることながら、ロケット砲のような手間のかかる(そして使いづらい)研究に熱心なのが余計にマイナス点。他陣営から共産に鞍替えすると、それほど青写真の恩恵には与れないだろう。
陸ドクは人海戦術系、海ドクが大艦隊主義である。
陸軍ドクトリンは人海戦術系、海軍ドクトリンが大艦隊主義である。
軍事力では、何と言っても世界最大の規模を誇る地上軍が驚異的である。質より量とよく言われるが、それはドイツ軍と比較しての話であって、装甲師団も多数保有している。陸伝いであれば、大軍勢がどこまでも津波のごとく進撃してゆく。しかし、海は渡れない。

**メリット [#sbefc5c8]
-巨大な地上軍による支援。独ソ戦では正面のドイツ軍を相手するために多くの戦力を割くが、それでも地続きであれば、赤軍はサポートにいくらか回してくれる。
-資源産出地帯を多く持ち、同盟国にも惜しみなく融通してくれる。
-独ソ戦は大抵の場合ソ連優勢である。こちらがドイツの側面や背後で粘っていれば、なおさら有利となる。
-大戦への本格参加が遅め、かつ年代が進むごとに優位に立つ陣営なので、他陣営から大戦に巻き込まれるのを避けて鞍替えしたり、じっくり軍備に時間をかけたい場合には向いている。

**デメリット [#q68f8f69]
-そもそも加盟できる国が限られる。東欧諸国の一部やペルシャ、スペイン(共和派)以外の中立国はまず門前払いである。同盟可能な国であっても必要な友好度は高く、さらにソ連が戦争を起こすたびに友好度が下がってしまうので結構な手間がかかる。
-ドイツ・日本以外にも多くの潜在的敵国を抱える。ソ連が自分で好戦性を高くしてしまうためアクシデント的に宣戦をされやすい上に、うかつに戦争を仕掛けると周辺国がソ連に敵対的になるAIイベントも多い。この陣営に属したままで早期の領土拡大を狙うのは非常にリスクが高い。
-海を越えて軍事行動を起こす場合は、全く頼りにできない。

**戦略 [#s995a14d]
ソ連は大戦には遅れて参加するため、それまではプレイヤーにとって自由行動の時間となる。
まず防衛体制を固めるべきか、積極的に周辺国を潰していくかは国によりけり(あるいはAIの攻撃性次第)であるが、いずれにしても「どういう体勢で独ソ戦を迎えるか」を最初から方針として決めておくべきだろう。
また42年夏を過ぎても独ソが開戦しない場合、もはやドイツからの宣戦は期待できない。待っているとソ連が日本に宣戦してしまうことがあるので、ドイツが動かないようならこっちから仕掛けたほうが良い。史実より開戦が遅れている分だけ、ソ連が史実開戦より有利になるはず。ただしポルトガルやスペイン国粋派が枢軸に加わることに注意。

*日本 [#c2d27682]
-盟主:日本(独裁制-ファシスト系)
-主要加盟国:満州国、場合により傀儡国民党
-主要加盟国:満州国、場合により傀儡中華民国

日本とその属国が形成する陣営。枢軸と友好的ではあるが、独自に行動する。
早い時期から中国の諸勢力と戦い、41〜42年頃に英米との戦争に突入する。そしてドイツが消滅した場合にはソ連とも戦うことになる。

技術力は英米独に次ぐ実力があり、陸海空まんべんなく研究する。穴になる技術は戦車・自動車兵ぐらいである。
陸ドクは大規模系の浸透強襲、海ドクは基地攻撃系を採る。
陸軍ドクトリンは大規模系の浸透強襲、海軍ドクトリンは基地攻撃系を採る。
戦力としては歩兵主体だがアジアでは最高水準の陸軍と、強力な海軍戦力を持っている。日中戦争に勝利した場合には、さらに大量の中国人も加わりアジアを席巻することになる。

**メリット [#q792c64c]
-陸ドク・海ドクとも優秀な系統を採用する。特に浸透強襲は歩兵中心の編成にせざるを得ない中小国にとって相性がいい。
-陸軍ドクトリン・海軍ドクトリンとも優秀な系統を採用する。特に浸透強襲は歩兵中心の編成にせざるを得ない中小国にとって相性がいい。
-早い時期から戦争状態になる。同盟加入が容易で、戦争中は必要消費財も減る。中国大陸の一部を分け前として得られることも期待できる。
-独ソ戦に合わせて日本(と傀儡国民党)をソ連にぶつけることで、ソ連を苦境に追いやることが出来る。
-独ソ戦に合わせて日本(と傀儡中華民国)をソ連にぶつけることで、ソ連を苦境に追いやることができる。

**デメリット [#nad45969]
-拡大範囲が不安定で計算が立てにくい。国民党を一方的に降してインドをやすやすと攻略することもあれば、黄河どころか満州まで国民党に押されたり、好調かと思えば米軍にあっさり本土上陸を許すこともある。
-拡大範囲が不安定で計算が立てにくい。中華民国を一方的に降してインドをやすやすと攻略することもあれば、黄河どころか満州まで中華民国に押されたり、好調かと思えば米軍にあっさり本土上陸を許すこともある。
-中国での戦況に関係なく英米に宣戦してしまう。なおかつ英米片方と戦争状態になれば必ずもう一方にも仕掛ける。そのうちソ連も攻めてくることになる。
-対中戦前後の短い期間を除けば自国の戦争で手一杯のため、そこから離れた地域では直接の支援を期待できない。

**戦略 [#gc62dfcc]
日本との同盟は中国大陸で戦う初期と、連合国と開戦する大戦後期でまったく状況が異なる。
中国だけが相手なら、隣接していない限りは傍観者でいられる。しかし連合国が敵に回れば、世界のどこであろうと自国も当事者として巻き込まれることになる。
最後まで日本に付き合うにしろ、日中戦後に同盟を抜けるにしろ、日本を助けて早期に対中戦に勝利させておきたい。直接援護する戦力のない国でも、西安事件前や広西戦争の最中に国民党に宣戦することで、日本を有利に持っていくことは可能である。
最後まで日本に付き合うにしろ、日中戦後に同盟を抜けるにしろ、日本を助けて早期に対中戦に勝利させておきたい。直接援護する戦力のない国でも、西安事件前や広西戦争の最中に中華民国に宣戦することで、日本を有利に持っていくことは可能である。
最終的に米・英本土を落とせるだけの目算があるなら、日本とともに勝ち残ることもできるだろう。

なお、非常にゲーム的なやり方ではあるが、前もってオランダを併合し日本と同盟中に属国として独立させることで「オランダと日本が同盟」という状態を作ってしまえば、AI日本は米英との積極的な開戦はしなくなる。ただしドイツのベネルクス侵攻には注意。

*アメリカ [#f935c779]
-政体:民主制
-盟主:プレイヤーが同盟に引き込んだ場合は、プレイヤー担当国

言わずと知れた超大国。一国でひとつの陣営に匹敵する力を持つ。通常は連合に加わることが多いが、たまに連合に入らず独自に戦争をしている場合も。プレイヤーの外交次第では、どの陣営に加わる可能性もある。また属国としてフィリピンとリベリアを従えている。
史実では日本に宣戦されるまで大戦には加わらなかったが、その前にドイツやソ連に自分から宣戦するケースも見られる。

技術力は、陸ドク研究がやや後手に回るものの、ほぼ万能といってよいだろう。陸ドクはいわゆる米式の優勢火力系、海ドクは基地攻撃系である。
技術力は、陸軍ドクトリン研究がやや後手に回るものの、ほぼ万能といってよいだろう。陸軍ドクトリンはいわゆる米式の優勢火力系、海軍ドクトリンは基地攻撃系である。
スタート時は艦隊以外は戦力らしいものがないが、大戦後半には生産力にものをいわせて陸海空ともに物量で押していく。

**メリット [#uc777c5e]
-アメリカと戦わないですむ。中南米諸国を安心して攻撃できるし、連合と戦う場合は大幅に負担が減る。
-資源・技術ともに頼りになる。自国が民主制国家なら高い友好度をキープしやすいのでなおさら有利。
-部隊を上陸させる場所さえ確保していれば、放置していても勝手に暴れてくれる。

**デメリット [#n9135a8f]
-同盟可能になる時期が遅い。中米の独立保障を踏んだり、「戦時体制への移行」イベントをわざと起こせば同盟時期は早まるが、条件的に難しい国もある。
-上記に加え、戦力が揃うまでは時間がかかるので、早い年代に危機を迎える国にとってはそれほど助けにならない。
-主にAIの上陸作戦の拙さや、やたらタワーを作りたがる習性のせいで、こちらの目論見通りには働いてくれないことが多い。

**戦略 [#w2dc04c1]
アメリカを連合以外の陣営に引き込んだ場合、どこと戦うかはプレイヤー次第となる。
実質イギリス単独となった連合を狙うのは有力な手だが、あまり早い年代だと本土防衛がスカスカのアメリカがカナダなどに攻められて苦戦することになるので注意。
国力のない小国であれば、まずは地道に中南米を切り取るのが無難だろう。
一方で日本との開戦はほぼ避けられない。その際フィリピンはきっちり防衛した方が楽ができる。なお、フィリピン北のマニラ海峡は日本の艦隊がよく通る上に、CASが届く絶好の釣りポイントである。
また地中海やインド洋に海軍基地がないので、中立国を攻めて足場を作る必要も出てくるかもしれない。

*その他同盟可能な国 [#g1ca0b35]
自分が盟主となる場合、どの国でも同盟可能、かつ多少は役に立つかもしれない国々。

**イタリア [#ca98bdd3]
-政体:独裁制-ファシスト系

一応大国の部類ではあるが、ドイツと真っ向勝負できるわけでなく、連合相手だといつも通り。技術も戦力も大国としては二流だが、中小国よりは明らかに上という微妙な国。
普段はフランスが負けそうになると枢軸に参加するが、その際中立度が大幅に下がるため、あらかじめ友好度を上げていればどの国でも同盟は可能である。ただし、枢軸に入られるまでの間に同盟の打診を1回できればいい方で、AIが切り替わって即枢軸入りされる場合もある。
枢軸に加盟できるならドイツに長靴の先まで轢いてもらい、傀儡化和平を飲ませたほうが早いし確実ではある。ただし戦力としてさらに劣化する。
枢軸以外の同盟に迎えても、勝手にギリシャに宣戦することがあるので注意。

**ブラジル [#k590f6b0]
-政体:独裁制-共産主義系、選挙イベントなどで変化

南米では数少ない同盟可能な国家。ただし戦力としては技術の劣るカナダといった程度。
同盟に応じるハードルが高く、政体が離れた国では友好度+200まで上げても、ブラジルが戦争中であるか大臣の特性などでプラス補正が付いてない限り成功率0%だったりする。また孤立主義のため選挙で民主制の政体になると同盟自体ができなくなる。
海軍基地が南側に偏っているため、北米への足がかりにはならない。
南米内でならそれなりに役に立つ。あとは連合国と戦う際の囮にはなるかもしれない。
ソ連であれば急進左派のブラジルと低確率だが同盟可能。よく分からないが、民主化するときになぜか同盟が消えるのでベネズエラなり何なりに南米の拠点を作っておけば宿敵のアメリカを早期に倒すことが可能。

**ベネズエラ [#y0a7eee9]
-政体:独裁制-ファシスト系

油田と北米に届く海軍基地が確保できる。
輸送艦があって連合に加盟できるなら、戦争を吹っかけて併合か傀儡化和平のほうが手っ取り早いし、石油を独占できる。

**フィンランド [#rfe4a28e]
-政体:民主制(初期)、独裁制-ファシスト系(冬戦争後)

孤立主義寄りの国だが、冬戦争中から同盟が可能になる。その場合はフィンランドが屈服するまでの期間限定でソ連と戦争となる。
冬戦争の講和イベントが起きると同盟国も共産陣営と白紙和平になるので、その前に占領地は独立させる必要がある。
数ヶ月の間ソ連を相手にするだけの戦力があり、手薄な資源地帯を狙えるなら同盟する価値はある。独ソ戦前にソ連の力を削ぐこともできる。

**ポーランド [#zf3ed6f8]
-政体:独裁制-ファシスト系

軍事力と資源に恵まれており、ドイツが攻めてくるまでは役に立つ。中立度はそう低くはないが、政体が近い国なら普通に同盟できる。
日本プレイなら序盤から欧州への足場に。またハンガリーならチェコを早い段階で挟撃できるので非常に便利である。
当然ながらダンツィヒ要求のことは忘れないように。