各国戦略/スウェーデン のバックアップ差分(No.1)


[[各国戦略]]

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*スウェーデンプレイの手引き [#le027001]
 みなさんご存知の武装中立&Paradoxの地。
連合枢軸共産のど真ん中という位置にありながらも、史実ではそのしたたかな外交と持ち前の技術、武力(と鉄)を生かして北欧諸国では唯一戦火にまみれる事なく大戦を生き延びた国です。
 スイスと同じくプレイヤーが干渉しなければ常に平和な国で、速攻はできませんが参戦のタイミングや相手を選ぶ余地があります。しかし3同盟の首都に近いため、タイミングを間違えると死にます。戦争するなら中級者向け?

**政体 [#g7f1a8e6]
 高税率高福祉の左派民主主義です。経済スライダーは真ん中かつ徴兵制でハト派でおまけに孤立主義なのでやるべき事は多いです。
 経済スライダーを市場経済にも計画経済にも触れない最悪の政体…と思われるかもしれませんが、ランダムイベントで市場経済とかタカ派とかに振れるイベントがガンガン発生するので、時間さえあればタカ派市場主義のアメリカモードになる事は容易いです。そのまま独裁できたりします。
他のスライダーは何かと引き換えになることも多いので、地道に動かしましょう。
 政体スライダーは左派に振り切れているため、毎年独裁制に寄せていけば、遅くとも3年後(36年GC開始なら39年)には独裁国家の仲間入りを果たすことができます。
つまり、スタートダッシュのポテンシャルはベネルクス国家並みということになります。

**立地 [#e42c00d3]
 地続きの隣接国は西にノルウェー、東にフィンランドだけですが
南のデンマークとは海峡越しに繋がっており、バルト海を介してドイツ、ソ連及びその他と近接しています。
北海にも沿岸を持っているため、バルト海に関わりなくイギリスとも交易できます。

**研究 [#g007d3d5]
 基礎ICは21なので研究ラインが2つ有ります。ドクトリンは1,2段階しかありませんが、産業や航空機は小国にしては進んでいます。北欧では先進国であり、周辺国がよく青写真を漁りにきます(DA1.3)。
 研究機関は最高でボフォースなどスキル7が3ついる他、航空機のサーブ、産業のスカニアバビスなど有名所で一通りスキル6が揃っています。最低はスキル5で、ドクトリン系と海軍がやや苦手になります。超大国には及びませんが、スキルだけならフランス以上です。しかし残念ながらスキル適合があまり良くなく、3研究/5研究とか3研究/6研究がザラにあります。というかそれが普通です。余った研究はスキル値と研究費でゴリ押しし、必要なお金は孤立主義者の国王がもって来てくれる。そんな国です。
 飛び抜けて得意な物は有りませんが、大抵の研究はそつなくこなせます。ひとつの研究機関が広い分野に微妙に適合していることが多い、しかも層が薄いので、研究ラインを増やしたときは割り振りに注意しましょう。
 大規模戦術向きの人材が44年にリタイアし、今更電撃戦系が湧いてくるのだけは注意が必要です。火力優勢の後半には使えますが戦車屋と同レベルなので年代的に微妙です。
その他、何故か核兵器と弾道ミサイルだけは大得意です

**内政 [#dabcd650]
 特産品の鉄を除いて、資源は少なめです。鉄を元手にドイツと交易することになるでしょう。特に石炭の不足は大きいです。自己完結した経済圏を考えるのは難しいため、常にどこかとの交易を念頭におきましょう。
 MPは小国相応です。広い国境線をカバーするだけで大変でしょう。やみくもに戦争はできません。
 大臣の方は初期からレッセ・フェール資本主義者等そこそこの人材が揃ってます。年代が進めば戦前〜中盤に犯罪取締人、人民戦科などの人材も湧いてきます。政体によっては人材がいないかもしれないので工夫しましょう

**外交 [#r260c4de]
 民主主義国ですが、一番仲が良いのは伍長閣下のドイツです。連合国以上のレートで取引してくれます。おおむね
ドイツ>連合国>イギリス>その他政体の近い国順>(越えられない壁)>ノルウェー
の順になります。何故かノルウェーは禁輸してきます。死ねばいいのに
連合と枢軸に加盟可能です。戦争前までにも頑張れば加入できます。
中立なら戦争中にも英独との貿易レートが極端に落ちる事は少ないです。

**軍事 [#z201007c]
 初期陸軍は歩兵×2、民兵×1と貧弱の極みです。北国のため山岳兵で固めたいところですがMPの算出も少なく、常に人不足に悩まされます。機甲化したいところです。
海軍は巡洋戦艦I×3、重巡I×4など、バルト海1の初期海軍を持ちます。ソ連には勝てるでしょうが、復活したドイツ海軍には勝てません。補強しても良いですが、半島国家のため海軍だけでは戦争に勝てないのが難点です。

*歴史イベント [#xe178fc9]
-夏政府(3303) 、夏政府の終わり(3304) 
 36年夏と秋に政体、大臣が入れ替わるイベントが発生します。それ自体の効果は小さいのですが、スライダーの動きや大臣の変更が無駄にならないように注意が必要です。

-フィンランドの冬戦争 ― スウェーデンの不介入(3301)
 冬戦争直後に発生します。普通に左派でプレイしていると不介入で右派だと介入イベントになりますが、AIの選択率が異なるだけで同じ効果です。ボタン一つで冬戦争に介入できます。
--積極拡張プレイにおいては、スウェーデンがただの北欧の中立国家のまま終わるか、あるいは栄光のバルト帝国再興への大きな一歩を踏み出せるかを掛けた、とても重要なイベントです。
このイベントはフィンランドが首都とカレリアしかない小国になっていても、瑞芬間の友好度が-200だったとしても問題なく発生します。
また、ここで直接介入(大国ソ連との戦争)を選んでも、
 ・赤軍大攻勢の矢面に立つ役目はフィンランドが担ってくれる
 ・フィンランドが降伏に追い込まれたとしても、[[冬戦争終結イベント>イベント/歴史-北欧#x7fe86d2]]によって後腐れなくソ連と白紙講和することができる
ため、スウェーデンにとって致命的な打撃にはなり得ません。
Wikiに投稿された先輩方のAARも参考にして、この興味深いチャンスを有意義に使ってください。

-スウェーデン冬戦争の終結(3302)
スウェーデンとソ連との講和イベント。しかし、このイベントのトリガーとなるソ連側のイベントの発生条件が、
「フィンランドとソ連の冬戦争講和イベントが発生済、ソ連とスウェーデンが戦争中、なおかつスウェーデンが英独どちらとも同盟でない」
となっているため、冬戦争に不介入を選び、冬戦争の終結後にソ連と開戦するとこのイベントで強制的に白紙和平になってしまいます。
回避するなら和平後にもう1回宣戦するか、枢軸なり連合に加盟するか、イベント自体を書き換えてください。

 その後はエンゲルブレヒト輸送(92) 以外に外交イベントはありません。戦後46年に首班(野心に燃える元労働組合代表)の死去、50年に元首(強硬な孤立主義者)の死去があります。ペド事件に悩まされたそうです。どうでもいい。元首は選べませんが首班の時は後釜に注意しましょう。
 民主主義国なのにほとんど選挙イベントは殆ど用意されていません。DDでは戦後の49年、51年に左右現職が選べます。

*大まかな戦略 [#a23f5994]
**スカンジナビア三国統一 [#e67a5f84]
ノルウェーやデンマークが非常に狙いやすくオススメです。
36年スウェーデンの初期陸軍3個師団に対し、ノルウェーは2個師団、デンマークは1個師団であり、国力差も考えれば38年開戦でも確実に勝てるでしょう。
ランダムイベントが起きて37年中に急進的左翼になっても勝てるかもしれません。
海軍力の優位と初期配備の輸送艦を生かし、南米プレイのように上陸によるVP占拠を繰り返せばイライラせずに併合できます。
ただしフランスがブルボン朝化していた場合、連合入りせずにノルウェーに宣戦布告すると独立保障により高確率で喧嘩売られます。
デンマークは攻めても何処も宣戦布告してきませんので安心して攻めましょう。
ちなみに2国は不可侵条約が存在するため、破棄による不満度+5が痛いです。
また、孤立主義による不満度上昇も高いため矢継ぎ早の宣戦で不満度20%越えもありえます。注意しましょう。
独ソ戦に付き合う覚悟があるのなら枢軸入りして史実通りドイツ様に宣戦してもらったほうが不満度上昇も無く時間的余裕もあるので楽です。
ドイツ―デンマーク国境のコルディングをドイツが占領した場合イベントが発生しデンマークがドイツ領になってしまいます。
しかし、コルディングは浜辺がありますので強襲上陸で横から掠め取ればデンマーク領をこちらのものにできるでしょう。

追記

独裁に振るだけで急進左派になるため自由経済ではなくタカ派統制MAXのソ連型を目指してもかまいません。
貿易に関してはアメリカ、イギリス、ドイツと友好度を200にしておけば連合国から物資と引き換えに石油を輸入しそれをドイツに流すだけでかなり利益をあげられます。特にイギリスは平和補正のお陰で物資が不足し石油他が余るためかなり高レートで取引できます。
ソ連もレートは悪くはないので不足している資源があったら売りつけてやりましょう。
やろうと思えば3陣営を仲介するだけで実質IC300ぐらいまでは賄えます。
ただしどこかの陣営に入ったり、敵対した時点で破綻する上に好戦性の悪化も致命的なためかなり自由を縛られます。