各国戦略/オーストラリア のバックアップソース(No.2)

*基本事項 [#h7bf3ec5]
 オーストラリアは連合のメンバーです。敵国から離れていて周囲を海に守られており、一見初心者向きの国に思えます。
 実際には(たまに)日本が本土に上陸してきたり、初期陸軍が謎に多かったり、海外領土があったりで、見た目ほど簡単ではありません。
 人口の少なさはネックですが、潜在能力自体はあり、どちらかというと「ある程度慣れた中級者」が海外展開を含めた効率的なプレイを身につけるのに適するかもしれません。

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**どうすべきか? [#xaa8f8ec]
 史実に従うなら連合国の一員としてコバンザメプレイ。軍備計画次第ですが、海では結構活躍できます。
 ただし、日本AIが元気だと本土上陸されることもあるし、コツコツ建設した海軍が一瞬で壊滅するというのもよくある話です。

*国内事情 [#pe4cfc20]

**スライダー [#r0a30ecc]
 バリバリの民主主義国家です。かなりハトよりなのが困りもの。介入は独立保障が可能な程度には振れていますが、それでも孤立よりです。
 国力が小さいので、民主主義ランダムイベントや独立保障チートによる影響が大きいです。
 36年、37年を介入に振ることで、アジア保障と合わせて世界大戦(37年1月)可能なケースが有ります。人入りオーストラリアが居る世界では、好戦性1で有罪です。たとえ、冤罪だとしても..
**工業力 [#q20d4a51]
 基本ICは26です。悪くはないですが、いずれ日本を相手に太平洋で大立ち回りを演じる必要があることを考えると、研究ライン的にも軍備的にも厳しいです。最初は工場増築に全力投球して、40の大台を目指すべきでしょう。
 普通に工場を造っていると3+4+5or6ぐらいしか作れず、三段階増設ではぎりぎり届かないですが、先述のように民主主義イベントなどで消費財の必要ICが下がったり、不満度が上がって実効ICが下がったり、とかなり流動的です。慌てなくても39年の開戦までには研究3ラインになるはずです。

**研究機関 [#p87abccf]
 国力から考えると異常な高レベルです。スキル8が2つ、7が1つ、6が4つもあります。各国研究機関比較を参照すれば分かりますが、研究機関平均ではソ連を凌ぎ、日本に次ぐ世界5位の実力を持ちます。
 英仏から青写真を買ったりもらったり売ったりしつつ、ガンガン研究していきましょう。
 ただ、ドクトリン研究に適合する研究機関が1945年には全滅するので注意がいる。
研究機関吸収オプションを入れるなどの対策が要る。

**各種資源 [#qf182639]
 言わずと知れた資源大国、のはずですが、ゲーム的にはそこまでではないですね。特に石油なにそれ状態なのは大問題。日本と戦うには海軍か空軍(か両方)が必要だし、戦時には貿易効率が悪化することもあるしで、それなりに計画的に行動する必要があります。

**MP [#l4bbbd53]
 初期で日量+0.12程度。農業技術は開発余地があるし、内相、参謀総長ともにMPボーナス持ちがいますが、島国なのでそれ以上増やす方法はほぼ存在しません。
 島国に必須の輸送船団にもMPは必要なので、とにかく厳しい。
 どういう軍備にするにせよ、初期配置されている守備隊等をMPに戻すことになるのは間違いないでしょう。
 チート寄りですが、連合各国から歩兵を買い集め、兵力1でひたすら温存し、開戦と同時に遠征軍化、各国の再配置プールで養ってもらいます。数値の上では、1個師団あたり、オーストラリアの人的が10以上増えることになります。もちろん、最前線でやるとかは止めてください。50個師団で人的500ですから、突き抜けた破壊力が有ります。復路で沈められたら、笑って、降伏ボタンでも押してください。
*研究及び生産について [#a0ee0104]
**研究 [#m5db1f6b]
 軍備はヴィッカース、産業はフォード、空軍(と化学)はデ・ハヴィランド、とぱっと目に分かりやすいです。その他も一通りカバーされており、不足を感じる場面は少ないでしょう。ただし海軍、海軍ドクトリンをどうするかが問題です。青写真の見込める牽制艦隊か、基地攻撃にして空母機動部隊を編成するか。幸いオーストラリアには基地空爆系のドクトリン研究者がおり(海ドクに関して言えばカニンガム登場までの英国を上回ります)、米国が連合に加入すれば青写真も見込めるので、基地空爆に変更しても問題はないでしょう。
 空母の建造は長期計画が必要なので、プレイ前に決めておく方がいいかもしれません。
 また、ヴィッカースが177もの最適項目を持つため(青写真込みだと高スキルのためさらに最適項目が増えます)計画的なご利用を。

**海軍 [#n4819ee4]
 オーストラリアプレイ最大の課題にして腕の見せ所。思い切るなら制海権は海軍爆撃機に依存して、上陸戦用の艦隊と護衛だけにする手もあります。
 でなければ空母を含むある程度の艦隊の整備は必須です。本土に引きこもらない限り、輸送船団も。GC開始時には輸送船団を20隻しか保有していないので、早期の領土拡大(日中戦争に介入するとか)を狙う場合は注意が必要です。

 海軍を整備した場合、対日戦前は地中海に乗り込んで経験値を稼ぎに行く選択肢があります。枢軸空軍と遊びすぎると大火傷を負うこともありますが、輸送船団を襲ったり、潜水艦を狩ったり、イタリア戦艦を空母で沈めたりといろいろやれることはあります。
 対日戦が山場となります。向こうには驚異のレベル9チーム山本五十六がいる関係上、主力空母を含む艦隊と殴り合うのはかなり難しいですが、それ以外ならば十分勝負できます。主力の相手はアメリカにまかせ、2線級の相手を叩いて回るのが一番簡単でしょう。


**陸軍 [#v6458667]
 なにをするにもMPがネックです。初期配備されている連中は、解体するか青写真の代償として輸出するかして、MPに還元しましょう。
 技術開発や大臣効果を組み合わせれば、開戦までで200〜300程度のMPが利用可能となります。火事場泥棒的な上陸作戦を展開する分には十分ですが、大陸で陸戦を戦うにはいかにも心許ない数字です。空軍を活用するとか戦車を増やすとか上陸作戦に特化するとか、工夫が必要です。
 なお、陸軍ドクトリンはなぜか電撃戦に適正を持つ研究機関がいます。青写真の都合上、乗り換える意味は薄いですが・・・。
 初期配備の軍隊を残す場合には英国領に移動させて物資を節約するとよろしいでしょう。


**空軍 [#w48ca4eb]
 主戦場は太平洋なので、海軍爆撃機が活躍できます。陸戦を視野に入れるならば戦術爆撃機で代用する選択肢も一応ありますが、かなり攻撃力は下がります。何にせよ普通にやってると空母建造にICを長期間拘束されるので、空港・港湾整備などを含めた全体の軍備計画を定めておくべきでしょう。


*国際関係 [#h628926e]

**枢軸国 [#zfbf58f3]
 ドイツと敵対しています。欧州に乗り込まない限り、貿易に影響を与えるだけの存在ですが。
 日本ともあまり仲良くないですが、たまに日本AIファイルの記述が間違ってASTでなくAUS(オーストリア)を敵視していたりします。

**共産国 [#b7a08958]
 政治体制の違い故、あまり仲良くはないです。

**アメリカ [#e3860755]
 もともと仲良しですし、お互い民主主義国ですので適当に貿易しておきましょう。不足しがちな研究資金を輸入するのがいいと思います。
 アメリカが連合入りするとどんどん援助してくれるので、非常に助かります。

**その他 [#k5cbcc7a]
 連合各国の他に、中国国民党とも貿易レートが甘めに設定されています。
 アジア国家なので、日本や各軍閥への独立保障チートが可能です。せっかくの消費財削減の好機、狙っていきましょう。上手くいけば盧溝橋後には介入が振り切れます。
ここでさらにどっかに宣戦して連合全体で戦争に参加、英仏の平和補正を解除してしまうという荒技もあります。


*歴史イベント [#ffdd2da1]

**選挙 [#tc0caf55]
 民主主義国でならどこでも起こるイベント。
 第一回は1937年11月。右派を選ぶとかで政府首班がライオンズになってると、1939年4月8日に愕然とすることになります。
 1941年の第二回選挙でも右派を選ぶとメンジースが登板してくるので、注意しましょう。
 なお、1945年の7月には左派政権の首班のカーティンが亡くなります。このため11月の三回目の選挙は「ワンマン政治家」の下にいるのが「権力者の腰ぎんちゃく」か「裏工作の達人」になるのかを争う過酷なものとなります。国家元首が「厳格な帝国主義者」から変化しない「現政権を維持」が最善か。
 余談ですが、左派政権だと大臣の都合上、MPの確保が厳しくなります。「寡黙な勤勉家」のカーティンも外交コストの悪化を考えると、特に序盤はそこまで魅力的ではありません。ICを増やす手段はMPに比べると多いので、大人しく現政権を勝たせるのが良いでしょう。右派を勝たせるとたまに大臣が変わったりして再変更する羽目になるので。

*戦略 [#s1d6d1b1]
**無駄に宣戦布告 [#ab9400be]
-好戦性をスパイにより2上げて、オーストラリアが宣戦布告します。傀儡化できれば、対ドイツ戦、対ソ戦まで付き合ってくれるそうです。船団は、物資輸送に80(100)必要なら、資源輸送に40(50)必要となります(セットで120[150]が最低必要)。
--狂犬フランスが、意味も無くドイツに噛みつく場合があります。2国目の宣戦布告は、特に注意するべきです、
--日中戦以降の開戦が一般的です。しかし、準備日数が、これを超過することもあります。相対的に手間賃が非常に高コストです。
-アメリカ
--初手アメリカと呼ばれるヤツです。キッチリ決まるだけで、シナリオクリアに相当しかねません。船団80〜120が、実質必須です。
---艦艇を足止めとして上手く捨てることで、上陸は劇的に容易となります。わずか数時間の時間稼ぎの為に、突撃囮艦隊は、全滅であろうと、損害を受け入れます。この献身により、上陸の成功は、かなり高まります。38年5月に傀儡受諾傀(CTD)確認。
--(CTD解消後の)属国としては、無能です。内部フラグが壊れるらしく、上納が期待できません。同盟国としては、依然、超一流です。統帥を取るつもりなら、傀儡受諾前米首都コロンかつ傀儡提案後豪実効IC70ぐらいが目安、傀儡受諾時(要CTD対策)にニューヨークやニューアーク、アトラ〜位を豪プロビにしておくと可能性が上がります(参考:傀儡前豪IC126/105)。もちろん、チャンスは1回、セーブ必須です。1940年1月で空母4戦艦15を含む113隻を確認(損傷アリだが実質、無傷です)。

-チベット
--他国への影響を押さえて、宣戦布告できます。地理的に直ぐ併合なので、フランス狂犬化等のスイッチ(種銭)になら使えます。
-ノルウェー
--対ドイツの最前線(渡洋)には使えます。山岳兵付で傀儡化できますが、ドイツの統制値相手では、長く持たないのは明白です。豪兵でもドイツ兵を包囲殲滅できる特殊地形ですが、その意味を見出だすのが大変です。
-ギリシア
--上陸が、比較容易というのが魅力です。また、保障がキッチリ動作してくれるなら、二度美味しいことも?狂犬フランスが悩みの種になる、までアリ。船団は70〜100(できれば倍)無いと餓死の考慮が必要。
--トルコ、ユーゴ(オーストリアと隣接)が釣れたのは確認。38年4月にギリシア17、ユーゴ23個師団が傀儡化可能。

-国民党
--独ソ戦1944(独側)を体験することになりかねません。悪いこと言わんから、やめとき。

**早期大戦ルート [#a56ae7fe]
-まずは、アジアに対して保障をかけます。次に守備隊を売り払った後、開戦までに16個師団(旅団付)以上の確保を目指します。買い付けに走ることになりますが、買い付け後は、補充、装備更新不可です。買い付けた師団(可能なら旅団解除済)の配置先は、ラングーンが有力です。&br;37年にイタリアに宣戦布告します。ドイツが絡む見込みなので、世界大戦化します。&br;16個師団(旅団無)を英国に遠征軍派遣した後、(ラングーン→カラチで)再配置します。(英国ICで)補充が終了したら、旅団付にして、再度、遠征→再配置(装備更新)させます。&br;120day程で、豪16個師団(完全充足+最新装備)と人的130が手持ちとなるハズです。この段階で、人的も新規編成で使い切っているなら、29個師団保有ということになります。
--保障かけると、37年夏の日中戦イベントの介入移動が、しゅごいです。
--イタリア好戦性有りきだが、可能なら7月中旬、安全策なら8月に開戦を強く推奨(id20004)。

-イタリアへ宣戦布告する関係上、エチオピア方面は、かなりの確率で豪領土化可能です。無いと思われますが、船団40〜60未満だと、この方面の防衛に支障が出ます。

-ドイツが釣れた後に、ソ連が釣れたら対独勝利。要塞防御戦から殲滅戦に移行を開始します。ただし、不思議大戦化しているので、英ソ戦やオランダ自爆等が確認されています。全体的にif√は、ソ連が圧倒的に有利です。
--米が対ソに回るには、時間が必要(史実ベース)なようで、最悪、太平洋戦争が終了しても参戦しません(20%?)

**実際に、豪が大戦に影響を与えられるのか? [#n0b6106b]
独日伊に直接の打撃を与えるには、安全に上陸した後、敵首都へ侵攻となりますが、どちらも豪単独では難しいです。
独には、対ソ降伏もある為、時間制限が有り、独を嵌め込む程、豪が活躍できる時間が減るのが普通です。
したがって、超長期で見るなら、モスクワ攻略を前提とするのが妥当です。