各国戦略/アルバニア のバックアップの現在との差分(No.3)


 
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*スタート時の状況 [#i4256b55]
*初期 [#i4256b55]
難易度普通でIC4,MP増加量0.02/day,孤立主義MAX
極め付けは、初期MPが0を通り越して-20という、
殺伐としたバルカンに燦然と輝くゴーストタウン国家、それがシュチパリア王国です。
生き残るためには生産や貿易の自由はほとんど無く、徹底的な管理プレイを強いられるでしょう。
ルクセンブルクほどではありませんが運の要素も絡みます。

ですが、悲観してはいけません。
アルバニアだって序盤さえ乗り切れれば、他のバルカン諸国に追いつき追い越すことだって夢では無いのです。
その序盤の舵取りがなにより難しく、プレイヤーに色々と地獄を見せてくれることになるのですが。

**最序盤の準備 [#ge2c899e]
スライダーは介入主義にふります。
アルバニアは独裁国家ですが、いくらなんでも孤立主義MAXでは外交にかかる費用がバカにならないですし。
外務大臣も『小心な官吏』から代えて、資金を効率よく使うことを心がけると良いでしょう。
なお、独立保障などを使って介入主義に振り切れたら、次は計画経済と常備軍に振りましょう。
タカ派に振るのもまた1手ですが、MPなんてきちんと拡張すればスライダーをいじらなくても中小国並みには手に入ります。

アルバニアのICは4しかないので、内務大臣は『恐怖政治の推進者』から『ならず者政治家』へ代えることをオススメします。
実効ICを3%ばかり減らされたところで痛くも痒くもありません。普段とは逆の意味で。
資源は計画経済に大きく振らない限り自活できるので、余剰分はドイツに貿易で資金と代えてもらいましょう。

技術進捗度は東欧のDクラス。中南米や中国の諸軍閥に比べればはるかに恵まれています。
研究機関も、スキルの数字だけ見れば全部あわせてイラク石油会社以下ですが、特性もそれなりですし、ルクセンブルクのように実質1チームなんてこともありません。
それでもラインが5つになると余りが出てしまいますが。

**連合 [#jca1d3e5]

何も難しいことはありません。''キツいのは序盤だけです。''
同盟に入ったらイギリス様からVPプロヴィンスを購入してください。
その後は適当に輸送艦と陸軍ユニットを買い集め、本土を回復したら配置、
あとはドイツの降伏によって再独立した欧州諸国を食い荒らすだけでたちまちIC100越えです。おめでとう。


**枢軸 [#ga91a90c]

***イタリアの宣戦布告まで [#p14a323b]
貿易で上がる分だけではドイツ様は同盟してくれないので、積極的に資金を使って友好度を上げていきます。
同盟の締結は早ければ早いほどいいですが、37年の秋くらいまでなら対伊戦の準備に間に合うはずです。
無事同盟締結と相成ったら、包括的交渉用の資金(およそ100単位程度でいいと思います)を貯めた後に貿易を解除し、資源の備蓄に入ります。
そして、イタリアから宣戦されるまでに、沿岸防衛用の戦力(装備)を交渉で手に入れてください。

手に入れたユニットを配置したら、多少戦力補充を入れて、対地爆撃で一発で吹き飛んでしまわないようにしておくと安心です。


なお、ごく稀にドイツ様がオーストリア合邦に踏み切らないことがありますが、そうなったら枢軸側での発展は諦めて連合入りしたほうがいいかもしれません。


***イタリアの宣戦布告 [#g36dcb25]
イタリアの最後通牒はゲーム終了との2択なので蹴る一手です。(噂ではイベから併合ENDは無い論もあるので、全くの別ルートもあるのかも??)
蹴るとイタリアはそのままヘタレることもありますが、ドイツがフランスを降伏させる頃にはAIが切り替わって、フランスの対独(戦時中)AI並に敵視されます。
結局戦争は免れられないことが多いので、準備は怠らないように。

無事イタリアが宣戦布告してきても、アルバニアには特にすることがありません。
沿岸警備部隊が爆撃で溶けたりしないように適当に補充しつつ、ドイツ様が物凄い勢いでイタリアを押しつぶしていく様を眺めましょう。
そして、首都が陥落したあたりでおもむろに和平交渉を始め、傀儡化を打診します。
2,3回で折れてくれることもありますが、頑固な時は40年の夏くらいまで首を縦に振らなかったりもします。

ともかく、イタリアが現実を受け入れるまでは毎週和平交渉を行ってください。


***第2次大戦勃発 [#cc1d141d]
大戦が始まったら、ドイツの領地をよく見て、遊んでいる陸軍ユニットを交渉で手に入れてください。
また、早い段階でイタリアを傀儡化でき、かつ属国の統帥権を取ることを許容しているプレイなら、かの国の残存戦力も有効に使わせてもらいましょう。

適当に戦力を揃えたら今度はユーゴスラヴィアとブルガリアに宣戦布告します。
宣戦布告したらすぐさま軍をプリシュティナ、ついでニシュに進め、そこで塹壕を掘らせます。
ユーゴスラヴィアはアルバニアとの国境には2個師団程度しか配備しないので、わりと力押しで何とかなります。
ユーゴスラヴィアはアルバニアとの国境には2師団程度しか配備しないので、わりと力押しで何とかなります。
両プロヴィンスにはVPが無いため、きちんと首都にも防衛のための戦力を割いてください。
''ここが枢軸アルバニアにおいての生き残り、そして繁栄のための正念場です。''
その場退却やセーブ&ロード等、あらゆる汚い手を使ってでもこの3プロヴィンスを死守しましょう。
その内ドイツ様が颯爽と現れてユーゴスラヴィアを叩き潰した後、アルバニアの占領地を通過してブルガリアを占領してくれます。そのまま併合しましょう。

何かの都合でドイツ様がユーゴスラヴィア併合に満足してブルガリアを蹂躙する前に総退却していったら……その時は諦めましょう。


ドイツがユーゴスラヴィアに宣戦布告するタイミングでブルガリアに宣戦布告するという手もあります。
この方が戦力はより多く集められますが、その前にウィーン裁定イベント等の影響でルーマニアが枢軸入りしてしまうことが多く、ブルガリアを持っていかれてしまう可能性があります。
経験上ルーマニアはコンスタンツァとプレヴェンの取り合いに終始していることが多いですが、ドイツ軍が加勢すると戦線は一気に傾きます。
もちろんルーマニア経由で攻略されてしまえばブルガリアもルーマニアの物になってしまい、アルバニアの栄光と繁栄の未来は閉ざされてしまいます。


ブルガリアを併合したら、内務大臣を『恐怖政治の推進者』に戻してみるのもいいかも。


***独ソ戦 [#wdf18605]


バルバロッサが始まる前に増えたICで輸送艦をなるべく多く作り、黒海に面した旧ブルガリア領のヴァルナに配置しましょう。

ドイツがソ連に宣戦布告したら、輸送艦に黒海を渡らせて、対岸のグルジア(バトゥーミ)に上陸します。
この時黒海艦隊に執拗に追い回されることになりますが、時間の進み方を遅くして、会戦からきっちり3時間で逃げられるようにしましょう。
一応基地攻撃系の海戦ドクトリンをしっかり研究しておけば、輸送艦だけの艦隊でも超アウトレンジで逃げ惑うことはできますが、アルバニアでそれを進めるのはちょっとキツそう。書いてる人は試したことがありません。
上陸作戦中でも艦隊に捕捉されたら戦闘を中断して逃げてください。何度か繰り返していれば必ず好機は訪れます。
また、先に制空権ドクトリンを研究しておいて、同盟国から購入した爆撃機を適当に飛ばせば、成功率はそれなり上がるはずです。ちゃんと見張ってないとあっさり溶けますが。

無事カフカスに橋頭堡を作ったら、フランスで遊んでるドイツの陸上ユニットを購入したり、(きちんと研究を進めていたなら)自前で歩兵を作ったりしてどんどん兵を送り込みます。


占領地政策ですが、アルバニアは『厳しい講和』イベントで分け前をもらえない国なので、基本的にはキャッチアンドリリースの方向で。


カフカスの3国を分離独立させたら、アルバニアの陸軍にできることはあと2つだけです。

1つはクリミア半島に向かい、ドイツ軍と合流すること。
もう1つは、カスピ海を北から迂回して中央アジアを食い荒らしに行くこと。
シベリアの工業地帯と資源地帯を押さえてもドイツは負ける時は負けるため、どちらも戦局にはたいした影響を与えられませんが、何もしないよりはマシです。

あとは、西部でイギリスを絶賛爆撃中の爆撃機を買い取って、独ソの前線で阻止攻撃を繰り返してください。
空戦ドクトリンをある程度準備しておかなければ大した効果はありませんが、アルバニアがドイツ様のためにできるほぼ唯一の御奉公です。





*枢軸アルバニアの繁栄に向けて [#gbac2d30]
アルバニアがしっかり切り取れるところを切り取ってソ連の戦力を分散させ、
さらにドイツ様がちょっと頑張ってくれれば、ビターピースイベントにも十分持ち込めます。
''お疲れ様でした。''
ここまでかなりガチガチな管理プレイを強いられることになりますが、ここから先はようやくプレイヤーのターンとなります。


**生産 [#d3a1f575]
研究機関が弱く、研究対象を限らせなくせざるを得ないアルバニアは、自国で軍備を用意するなら山岳兵による少数精鋭が望ましいです。
独ソ戦の大勢が決まりそうな頃から山岳兵を砲兵つきで1ライン生産しておくと良いでしょう。
そのままだと今度はMPが尽きてしまうので、黒海に配備した輸送艦は解体するといいでしょう。どうせトルコを潰さないと出せませんし。

工場は作らなくても良いです。枢軸アルバニアは目と鼻の先に沢山の敵が居るので、工業力は他国を征服することによって確保しましょう。


**貿易 [#ib602e85]
よっぽどのことが無い限り属国からの上納と占領地からのあがりで資源はなんとかなると思いますが、
計画経済に傾けると石炭や希少資源が不足することがあるかも。
同盟国から適宜輸入してください。


**外交 [#uaadef1d]
連合国と大絶賛戦争中です。
順当に行けば国境を接している敵は属国アゼルバイジャンの隣のペルシャ一国だけ、あるいは周りがみんな中立ということも。

枢軸入りした時の工作のおかげでドイツとは仲が良いです。
逆に、属国のはずのイタリアには外交交渉でも普通にふっかけられたりします。


**戦争 [#c92847ee]
ギリシャがまだ中立なら、この食べごろの国を収めておきたいところです。
もっとも、政体の都合で枢軸入りしていたり、連合入りしてドイツ様がアルバニア領ユーゴスラヴィア、ブルガリアを通過してアルバニアに併合させてくれることもありますが。

今後の拡張政策のターゲットは、連合国と戦争中のため、イスラエルに上陸し中東〜アフリカで植民地経営コースか、ペルシャを通ってインドを日本と分け合うコースのどちらかがお手ごろです。

ドイツ様の手を借りればイベリア半島を小豆色に染め上げることもできそうですが、準備が整う前にドイツが宣戦し併合してしまうことが多いので、スペイン戦のためだけに輸送艦を大量生産したりするのはオススメしません。
なお、ドイツのスペイン攻略AIは対スペイン共和国にのみ設定されているので、AIを修正しているか、あるいは何かの間違いで国粋派が内戦を制している場合はこの限りではありません。((また、独ソ戦の終結が48年以降だった場合、宣戦AIイベントそのものが発動しないようです。))

ジブラルタルが枢軸陣営のものになったら、輸送艦を回してアイルランドやスウェーデンを狙ってみるといいでしょう。
道中ロイヤルネイビー,合衆国海軍と愉快な仲間たちにフルボッコにされることもままありますが、黒海艦隊と死闘を繰り広げてきたプレイヤーなら、被害を最低限に抑えられるはずです。






*運の要素が絡むところ [#z71dc98a]

**ブルガリア併合 [#gc1a0ab1]
本文中では希望を持たせた書き方となっていますが、実際にはかなり苦行ですし、上手くいかないこともあります。
1時間おきにその場退却を繰り返し、戦力が減ってきたら退却させ、予備と切り替える作業はプレイヤーの神経をイモのようにすり減らしてくれるでしょう。
バクチですが、ティラナの防衛を放棄し、戦力をプリシュティナとニシュの2プロヴィンスに回すと成功率が上がります。
ティラナがユーゴスラヴィアに占領されている間、あらゆる神仏にユーゴが併合に踏み切らないことを祈ってください。


**ビターピースの発動 [#r8e63d19]
アルバニアは買い取った爆撃機で阻止攻撃と地上攻撃を使い分けて、ドイツ軍を空からアシストしてあげてください。
ドイツの空軍をプレイヤーがきちんと運用してあげるだけで、ドイツの勝率はかなり上がるはずです。