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MOD/プロヴィンスの接続の改造


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概要

マップに関わる編集の中では珍しく簡単なプロヴィンスの接続について解説します。

記述方式

まず、map\adj-defs.csvを開いてください。
最上部に、Indo China Border(インドシナ国境)とコメントされた部分があり、以下のようになっているはずです。

From;To;Type;Through;Comment
プロヴィンスID aプロヴィンスID b接続タイププロヴィンスID zコメント
1306;1327;Impassable;0;Indo China Border

この場合、aのプロヴィンス1306(ルアンプラバン)と、bのプロヴィンス1327(文山)が、Inpassableの状態で接続されている、となります。

なお、From-Toという表現は言葉のあやであり、どちらがどちらでも構いません。
つまり、aとbのIDが逆でも、問題なく動作するということです。

Comment(コメント)は、作業者のためのメモ書きのようなもので、あってもなくても構いません。

Through(接続タイプ)

Impassable(通行不可)

プロヴィンスが繋がっているように見えても、そこを移動・再配置ができません。
ヒマラヤ山脈やサハラ砂漠で見られます。

ただし、補給路としては機能する他、ユニットの新規配置も可能です。
Impassableでしか周囲と接続していないプロヴィンス*1には、新規配置と空挺強襲でしか侵入ができません。

ID zの設定は不要で、その代わりに0と記入します。

River(川)

川を挟む場合に設定します。
川を挟んだ戦闘では防御側が有利となります。

ID zの設定は不要で、その代わりに0と記入します。

Sea(海)

海を挟む場合に設定します。
日本の四国がこれに当たります。

ID zの設定を必要とします。ここではzに指定するのは海域のIDです。

海を挟んだ戦闘では防御側が有利になる他、
ID zの海域に、敵対的な海軍が存在すると、移動ができなくなります。
既に移動中の場合は、移動が中断されます。

Canal(運河)

海軍が陸地を経由して別の海へ移動する場合に用います。
バニラではキール運河のみで設定されています。

他の三種と異なり、ID aとID bに指定するのが海域のIDとなります。

ID zの設定を必要とします。ここではzに指定するのは陸地のIDです。

運河を占領している国と敵対していない場合に、海軍が通過ができます。
ただし、輸送船団が通過することは、常に不可能です。

なお、スエズ運河・パマナ運河・ジブラルタル海峡・ボスポラス海峡は、ハードコードで設定されている、この項目とはまったく別の概念です。

実例

日本と大陸を繋ぐように設定するなら以下のようになります。
ここでは福岡(1190)-釜山(1196)間を、対馬海峡(2192)を経由し、海の種類の接続で繋げています。

1190;1196;Sea;2192;

*1 エジプトのグレート砂漠など

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