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各国戦略/傀儡編

メリット

  • 傀儡国はIC・MP・資源を100%利用できる。
  • 傀儡国の中核州のパルチザン発生率が0になる。
  • 貿易ルートが通っていれば、余った資源を宗主国に上納してくれる。
  • 傀儡国は宗主国以外と貿易できない(言うなれば、傀儡国の資源は独占できる)。
  • 占領地を独立させることで、TCの負担を減らせる。
  • 独立させることで自国の好戦性が下がる。
    • 好戦性の低下幅は手放すプロヴィンス数に応じる(1プロヴィンス1低下)。
    • 敵国の首都を含んだ傀儡国を独立させると、自国に替わってその傀儡国が敵国を併合してくれるため、国家併合に伴う好戦性の上昇を回避できる。
    • 傀儡解除を行うと好戦性は更に5下がる。
    • ある一定以上のプロヴィンス数以上の国家の場合、独立と宣戦・併合を繰り返すことによっていくらでも好戦性を下げることができる。
  • ICが少ない地域で独立する大半の新国家は、マップ外からボーナスIC(4〜8程度)とそれを賄う資源を得る。
  • 傀儡国は宗主国の技術をほぼ受け継ぐので、高IC国なら青写真の提供が見込める。
    • ただし、一部イベントで作成される傀儡国家はこの限りではない(スロヴァキア・蒙古等)。
    • 独立させた際、ロケット・核関連のスキルが必要な研究、秘密兵器関連の研究は引き継がれない。
      • 海軍基地が無い場合は艦船分野の研究が引き継がれない。
      • 空軍基地が無い場合は航空機分野の研究が引き継がれない。

デメリット

  • 独立させた州の分のIC・MPが減る。
  • 傀儡国の部隊生産はAI任せになる(デフォルトAIの陸軍は歩兵オンリーになる)。
  • 傀儡国の資源が足りない場合に資源の面倒をみる必要がある。
  • 独立時に不満度が上昇する。

ルール

  • 宗主国が同盟の一員である場合に傀儡国を建国すると、傀儡国も同盟の一員となる。
  • 既に傀儡国が存在している状態で、宗主国が既に存在する同盟に参加すると、傀儡国もその同盟の一員となる。
  • 既に傀儡国が存在している状態で、宗主国を盟主とする新しい同盟に参加すると、傀儡国は同盟の一員にならない。
  • 宗主国が同盟の一員ではない状態で、戦争中に傀儡国を建国すると、傀儡国とは同盟関係にならないが宗主国と同じ側に立って参戦する。
  • 宗主国が同盟の一員ではない状態で、傀儡国を建国してから戦争になっても、傀儡国は参戦しない。
    • ただし、傀儡国に陸軍が1ユニットでも存在すると、汎用AIは独自に宗主国の敵国に宣戦布告をする傾向が強い。この場合、宗主国が敵国と和平をしても傀儡国は和平しないので注意。
    • 宗主国が和平していて傀儡国が戦争中の状態で宗主国が傀儡国と直接同盟を結ぶと、宗主国も和平を捨てて参戦する。
    • 宗主国が和平していて傀儡国が戦争中の状態で宗主国が既に存在する同盟に参加した結果傀儡国もその同盟の一員となっても、戦争中の傀儡国以外は参戦しない。
  • 宗主国が同盟から離脱すると、傀儡国もそれに倣って同盟関係を離脱するが、離脱を行うのみなので、当然宗主国との同盟関係も解消されている。その後、傀儡国との同盟関係を手動で締結しようとしても成功率が低すぎて同盟不可能な場合がある。この場合、基本的に「軍の通過許可を宗主国に出している傀儡国であるが、同盟国では無い」という関係となる。
    • 宗主と傀儡の関係だからといって同盟成功率に特別な修正があるわけではないので、、同盟できない時はできない。これは、たいてい宗主国の好戦性が高すぎる場合なので、征服プレイ中に同盟離脱する際は、それまでの傀儡国を手放す覚悟が必要。
    • 一般には、新規国家よりも再独立国家の方が同盟に応じないことが多い。これは初期登場国の多くが独自AI設定を持っているのに対し、新規国家の多くが採用している汎用AI設定は中立性が低く、同盟のハードルが高くなっている。
  • 通常、同盟国を通過して敵プロヴィンスを占領するとそこは同盟国の占領地になるが、傀儡国の通過であれば自国の占領地となる。
    • ただし、傀儡国が同盟国でない場合は、そもそも通過できないので注意。
  • 既存国家を和平によって傀儡化する場合は、不満度の上昇や好戦性低下などは発生しない。この場合、中核州を割譲させつつ傀儡化でき、殲滅していなければ兵力が残るなどのメリットがあるが、宗主国の技術開発は受け継がないので技術面ではさほど期待できない。
    • 逆に、和平傀儡化で技術が進んだ国を傀儡化して青写真を強奪するという手もある。普通は技術大国=大国で無謀なこと極まりないが、イベント「西ヨーロッパ解放」で発生する再独立国は軒並み米ソの技術を引き継いでいるので、兵力が少ない段階で攻め込めれば中小国でも一躍技術大国への道が開かれる。
  • 和平交渉や国家転覆で傀儡を持っている国を傀儡化することに成功すると、ゲームが落ちるバグがバージョンによってはある。
    • 但し、一旦セーブ・ロードを行って操作を傀儡国に変え、その状態で傀儡国を作る、などの行為をすれば、傀儡の傀儡を創る事自体は可能なので、「傀儡国の傀儡国」自体はゲーム仕様に組み込まれている模様。「傀儡国の傀儡国」の挙動は一般の傀儡国に準じる。
    • ただし、「傀儡は宗主国としか外交できない」が2段階重なる結果、「傀儡の傀儡は一切外交できない」という現象に見舞われる。

資源上納

資源上納ルの基本は両国首都間が陸続きであること。
敵国や中立国はもちろん、同盟国の領土も資源上納ルートには利用できない。

このルールに沿うとかなりの頻度で(とくに宗主日本など)資源上納ルートが分断されそうだが、

  • (港)宗主国首都を含む領土(国境)あらゆる他国領土(国境)傀儡国首都を含む領土(陸接続)宗主国領土(港)

の場合や、

  • 宗主国首都を含む領土(港)海域(港)宗主国首都から海を隔てた領土(陸接続)傀儡国首都を含む領土

ならば、「傀儡国首都に陸接続している港 -> 宗主国首都に陸接続している港」に資源輸送船団を設置することで、傀儡国からの資源上納を受けられる。

例としては、

  • 日本宗主、満州傀儡、日本が朝鮮を確保している場合
  • イタリア宗主、スエズまでの一帯を占領しているオスマンが傀儡、イタリアがスエズを確保している場合など。

なお、宗主国に資源がどれだけ上納されているかは、トップバーの資源アイコンからわかる。
マウスをポイントして数秒待つと、「属国より」という項目および全傀儡国からの上納数量の合計が表示される。
逆に、プレイヤーが傀儡国の時にどれだけ上納しているかは、「宗主国へ」という項目で表示される。

ルール

次のいずれか1つ以上の条件を満足しなければいけない。

  • 自国の首都と傀儡国の首都が地続きで直接国境を接している隣国であること。
    • 例:ドイツとドイツ傀儡のスロヴァキア
  • 自国の首都と傀儡国の首都が地続きでない場合。
    • 傀儡国の首都が海に面した沿岸プロヴィンスであること。この時、海峡・運河が封鎖されていないこと。
      • 例:日本と日本傀儡のシャム
    • 傀儡国の首都が内陸の場合は、傀儡国と地続きの自国領沿岸プロヴィンス(資源搬出用)を領有(占領でも可)していること。
      • 日本と日本傀儡の満州国(朝鮮半島が資源搬出用のプロヴィンスになる)

次の場合は、上納を受けられないので注意する。

  1. 傀儡国が内陸国であり、傀儡国の首都と地続きの自国領沿岸プロヴィンスを領有(占領)していない場合。
    1. 例:日中戦争中に蒙古国を独立→国民党を併合→国民党を傀儡独立。
      日中戦争中は蒙古国から上納を受けられるが、国民党を傀儡独立した瞬間、蒙古国が内陸国になり上納が受けられなくなる。
      理由:蒙古国の首都と地続きの日本領沿岸プロヴィンスを領有していないため。
  2. 傀儡国の首都と地続きでない領土(離島)がある場合、離島の資源は傀儡国所有の輸送船団で首都へ運ばれるが、
    原則傀儡国は輸送船団を持っていないため、離島の資源が無駄になる
    1. たとえば、マレーシアの場合は離島になるボルネオや、インドネシアの場合は首都のあるジャワ以外の離島の資源を得ることはできない。
    2. ルール上では傀儡国が輸送船団を持っていれば問題ないが、ゲーム途中で独立させた傀儡国は輸送船団を所有しておらず、
      かつ輸送船団を生産することも無い(ハードコード)、また宗主国の輸送船団は傀儡国の離島資源輸送には使えない
    3. 大国(列強)およびオランダ等海外に植民地を持つ特定の国家以外、ハードコードによりAI国家は基本的に輸送船団を生産することは無い。
  3. 傀儡国の離島で資源のあるプロヴィンスを傀儡国が領有している&宗主国の占領地が隣接している場合、宗主国の占領地は資源搬出プロヴィンスには使えず傀儡国の離島資源は無駄(新規独立国は輸送船団を持っていないため)になる。

陸軍買取

傀儡国のMPが少なすぎてICを生かせないことがある。
基本的に、AIはMPが足りなくなると生産分のICを資金生産に回す。
この場合、傀儡国のICを生かすために傀儡国の陸軍を資源で買い取り、その分のMPを傀儡国のプールに返還させると良い。
こうすれば傀儡国はICが続く限り陸軍を作り続けるし、支払った資源は宗主国への上納として戻ってくるので懐も痛まない。

ただし自国に補充用のMPとICがあるときでなければこの戦略は使えないし、元々仲が悪い国は、買取の際に非常識なレートでふっかけてくることがあるので注意。

独立オススメ国家

ウクライナ
石炭と金属の産出量は世界でも指折り。対ソ戦でのTC圧迫を抑えるためにも役立つし、歩兵を作らせて後方の治安維持を任せるのにも使える。独立させると破格のボーナスIC15を獲得するため、全体では基礎IC40を越えるのが普通で、研究ラインが3本になる点も高評価。
アゼルバイジャン
ウクライナが石炭と金属ならばこっちは石油。バクーの石油を100%獲得できるので、貿易ルートを確保して石油を貢がせるとおいしい。
カザフスタン
言ってみればアゼルバイジャンの希少版。大量の地域を引き受けてくれるので、TC負担を減らすのにもうってつけと言える。
シベリア
広大な地域を有するため、TCに非常に優しい。工場疎開とレンドリースのイベントが起こっていた場合、ICも80を超える。しかし産出資源が石炭に偏っており、自力では最大ICを維持できない。また、ICを維持してもMPに乏しいので戦力としては今ひとつ。普通に独立させると海岸のプロヴィンスを持たないので、貿易ルートには注意。尚、中核州はロシアと完全に被っており、トランスウラルとも一部中核州が被っている。トランスウラルを先に独立させるとシベリアのICは概ね20以上低下する。尤も、シベリアよりトランスウラルの方が研究機関も優秀なので、トランスウラルを先に独立させても特に問題は無いだろう。
ロシア
非常に広大な地域を有し、TCに非常に優しい上、IC、MPともに高いので、強力な戦力になる。しかしなぜか国土が分断されているのが珠に瑕。東部領土が必須中核州でないので先にシベリアを独立させてから、国土が分断されないように独立させる人も多い(DD1.3以降では国土の分断は解消されている)。
なお、ロシアの中核州は他の傀儡国との貿易ルートの結節点になっていることが多いので、独立の際に貿易ルートが切れないよう注意。西部中核州だけで独立してもこの点は解消されない。なおドイツプレイ時は必須中核州をフィンランドに取られないよう注意。特にムルマンスクは絶対に占領しておくこと。ビターピースが発生すると、ドイツが占領していない限り、コラ半島とカレリアはフィンランドがソ連との戦争状況や枢軸入りの有無にかかわらず問答無用でフィンランド領となってしまうからだ。十分注意しよう。
【ドイツで独立させると、不満度上昇イベント】
トランスウラル
多数のプロヴィンスを引き受けてくれるのでTCに優しい。工場疎開とレンドリースのイベントが起こっていた場合、最低でもIC60を超え、最大中核州の場合はIC100の大台にのることもある高IC国。研究機関も悪くないので、戦力としてもあてにできる。だが、産出資源が偏っており、自力では最大ICを維持できない。宗主国の援助は必須になるのだが、普通に独立させると海岸のプロヴィンスを持たないので、貿易ルートにはくれぐれも注意。
なお、ロシアを建国しても残る西シベリアのプロヴィンスはトランスウラルしか中核州として引き受けられる国がないのだが、DD1.3以降ではロシアを先に独立させてしまうとトランスウラルは独立できなくなるので注意。ただしDD1.3以降に限らず、ロシアより先にトランスウラルを独立させるとロシアの国土は当然分断されることになる。DD1.3以降ではロシアを独立させる予定があるなら、トランスウラルの独立は回避しておく方が無難であろう。
スカンディナヴィア
DDならAI北欧諸国が戦前に工場を建ててくれることがあり、独立直後からICが60を超えて研究ライン4本を確保してることも多い。おまけに研究機関も優秀なので、青写真提供を期待する場合には優等生である。司令官の質も悪くないので戦力としてもそこそこのものがあり、資源としては金属が目玉。領有プロヴィンスが多いのでTC負担の軽減にも役立つ。傀儡としては良いことずくめなのだが、独立させるだけでも北欧諸国の内3国の領土が必要で建国の手間は大きい。なお、DD1.3以降では独ソ英米が独立させると不満度が5〜15上昇するイベントが追加されているので注意。
スコットランド
歴史的な経緯もあり実はパルチ発生率が高いブリテン島の北部を引き受けてくれる。補給と歩兵が少しばかり足しになるので、英本土制圧後に制海権に自信が無い場合にオススメ。
フランドル
ベルギーからフランスにかけての地域で独立させられる。ICが結構多いので、兵力不足時には大西洋沿岸の守備兵力の急造に役立ってくれる。イベントでのフランス・ベルギーのパルチ率低下がないドイツ以外の国で、この地域を占領した場合にオススメ。密かに研究機関も優良である。
オスマントルコ
資源・ICは普通の中堅国レベルというかトルコとほぼ変わらないが、トルコ・シリア・レバノン・パレスチナ・イラク・キプロス等の中近東パルチザン地帯をまとめて引き受けてくれるのでTCにとても優しい。
アラブ連邦
アラブ連邦はエジプトにシリア・レバノン・パレスチナ・イラク・アラビア半島に作れる国家。中近東パルチザン地帯をまとめて引き受けてくれるのでTCにとても優しいが、オスマンに比べるとスエズ運河がアラブ領になるというデメリットがある(DD以降ではスエズはアラブ連邦の中核州から外れたので問題ない。ただしこの場合エジプト部分のMPしか活用できない)。基本的にはトルコを占領していないorアラビア半島を占領している時の選択肢。ただ研究機関はオスマンに劣る。また、なぜかアメリカAIがアラビア半島南部への上陸を好む傾向があるので、気が付いたら大軍に上陸されていたりするのに注意。
ヨルダンパレスチナ等の中東諸国
資源無し、IC無しの上に高パルチ地帯なので、TC上はリリースしていきたい。オスマントルコを独立させればまとめて持っていってくれるのだが、そのためにはトルコを併合する必要があるのがネック。アラブを独立させることで始末するのも手だが、こちらはエジプトの大半が必要になってしまうというハードルがある。不満度解消の余裕があるなら中東諸国の個別独立で手を打つのも一つの手段。イラクを別格とするとオススメなのは研究機関が全世界で最上級のイスラエル
イラク
イラクはオスマンやアラブと異なり、アバダンを領土主張している。よって、ペルシャを併合するか、アバダンを奪い取るかして、イラクにアバダンを与えると、アゼルバイジャン並に石油を産出するようになる。高パルチザン地帯で、先に建国してもオスマンorアラブの建国は可能なので、早期にリリースしておきたい地域。
インド
そこそこの資源、非常に高いMPを持ち、パルチザン発生率ゼロという素晴らしい地域。そのまま確保しておいてもいいが、独立させると中国並のMPを生かして大量の兵力を供出してくれる。おまけに司令官もなかなか優秀なので、自国の司令官やMPが貧弱ならば非常に有難い国家となるだろう。傀儡国の統帥権を奪うのを可とするならインド軍主力でも相当戦えるくらいのパワーを秘める。折角のインドのMPが利用できない新大陸国家や島国などでプレイしているなら、独立させて陸軍力の足しにしてもいいかもしれない。
プロヴィンスの数が多いだけでなく、VPが3ヶ所しかなく平地でインフラも高いため、独立→傀儡解除→宣戦→併合の繰り返しで好戦性を下げやすい国家のひとつである。
中国(国民党or共産党)
無尽蔵のMPによって歩兵を量産してくれる。インドと違い、パルチザン発生率が高くゴミプロヴィンスも多い地域なので、TCにも大変優しく、独立させる利点は多い。また、貧弱な研究機関ながらも山岳師団の研究は熱心に行うので、その方面の青写真も期待できる。
講和で傀儡化と、一旦併合してから独立させる(イベント傀儡化を含む)場合でかなり異なり、
前者の選択では
・中核州維持(後者だと大きく狭まる)
・残存戦力の活用
後者の選択では
・自国式ドクトリン・技術の採用
のメリットがそれぞれある。
なお日本プレイの場合にイベント傀儡化を選んだ場合、好戦性の上昇が完全併合した場合に比べて少ないので、アメリカ様をあまり怒らせずに済むが、その場合は傀儡国民党から司令官が消えてしまうので注意。日本プレイで中国を戦力にしたい場合は、イベント併合>セーブ>ロード>独立、で。またaiが日本に敵対的なままなのでMODを入れないと青写真交換等に応じてくれないので注意。
アメリカ連合国(CSA)
中核州全土保有で独立すると世界最大の石油と希少の産地。そこそこ兵力も拠出してくれるので、アメリカのパルチザン対策要員確保に向く。また、研究機関が優れている上に(普通は)5ライン国家なので、青写真の供給もしてくれる可能性が高い。ただしDD以降では事実上合衆国と戦争中しか建国できないので注意。なお、ここを先に建国するとテキサスが建国できなくなる。
カリフォルニア
アメリカ西岸に建国される。CSAを傀儡化出来ない場合はアメリカのパルチザン対策要員確保はこちらの国で。プロブィンスが案外多くTC負担軽減にも利く。アメリカ大陸の国でないなら、CSAorテキサスとカリフォルニアは両方独立させた方がいいだろう。
テキサス
それなり以上の研究機関と溢れる資源を持つ。砂漠を持ってってくれるので、TC負荷軽減に有用。上記の通り、必須中核州がCSA領土に含まれているので、後からの建国は難しい。テキサスを建ててからCSAを作る手もあるが、それをやるとCSAの研究ラインが減ったりもするので、どちらか一国にした方がいいだろう。CSAとの二者択一ならCSAの方が良いので、基本的にはCSAが建国できないときの選択肢。
ボリビア
初期の時点での金属の生産量もなかなかのもの。チリ北部の金属地帯も本国プロヴィンスとして設定されているため、そこを確保して再独立させてやれば(海岸のプロヴィンスも手に入るので)金属Day130程度を供給してくれる。
注意事項として、ボリビアは隣国パラグアイの首都・アスンシオンまでも中核地として持っており、順序を間違えるとIC6のプロヴィンスをボリビアに取られてしまうので注意。また、ボリビアを独立させた後、同盟を組んだままブラジルを併合すると、リオブランコがボリビアの中核州として取られ、ブラジルが独立させられなくなるので注意。
ベネズエラ
120/dayと、普通にプレイする分には一生困らない量の石油を供給してくれるので、なかなかのオススメ国。
ガイアナ
南米北部に位置する金属の産地。蘭領スリナム(パラマリボ)、仏領ギアナ(カイエンヌ)も中核州であるため、全土で産出する金属は日産100を超える。無駄にパルチ率が高い上、英仏蘭三国に分かれて併合に手間がかかるので占領したらリリースしてしまうのが得策。
ただし、MPは0のうえ研究機関もレベル1が一つだけなので資源以外はまったく期待できない。それに加え領土も米本土に近く、放っておくとすぐ潰されるので注意しよう。
マレーシア
東南アジアの英国領を独立させられるマレー半島+ボルネオ島の国家。現代の国境と異なりシンガポールも含まれ、比較的簡単に占領可能で物凄い両の希少資源を産出してくれるので日本で連合と戦争したら真っ先に確保したい。輸送船を作らずボルネオ島の資源が無駄になるため、マレー半島だけで独立させるのも手。
サラワク
ボルネオ島全土を持っていってくれる国家。普通にマレーシアやインドネシアを独立させた場合、輸送船を作らないのでボルネオ島の資源は無駄になってしまいがちであるが、先にここを独立させておけば資源を無駄にしなくて済む。MP増加は0なので、戦力としてはまるで役に立たない。

独立が微妙な国家

インドネシア
資源産出量はものすごいのだが、MP増加が+0.00であり(独立時にある程度の初期値は得られるが)、初期の輸送船団も存在しないので、首都以外の島で産出する資源を活用できず、戦力も期待できない。独立させるなら、MPや輸送船団を改造なりMODなりで向上させる事も考慮した方がいいかもしれない。
ワロン
フランドルよりは弱いが、そこそこのICがあるのでフランドルと同じ使い道で、ドイツ以外でフランス・ベルギーを占領した時のパルチ対策・・・に思えるが、内陸国である上希少資源の生産が0なので戦時中は役に立つか疑問。連合国でドイツを併合する際に、こことフランドルを同時に独立させておけば、オランダ・ベルギー・フランスに領土を返還せずに済むのでそれを狙うくらいか。
プリモルスク
領土がシベリア極東部のため、シベリア方面からロシアに攻め上った場合に独立させたくなる。ただし工場疎開イベントの有無に依らず、ICは1桁程度で資源も特に無いので、他の傀儡国を作れるならそちらほうが美味しい。特に日本プレイにてビターピースでシベリア極東部を獲得した場合、パルチ率も低いので不満度を上げてまで独立させるかどうかは疑問。いっそシベリアや満洲にでも押し付けた方がよいかも。プロヴィンス数が多く、VPがすべて海岸の強襲上陸可能なプロヴィンスなので、好戦性を下げるための国家と割り切るのもあり。
インドシナ
この地域を手放したい場合、ラオス、カンボジア、ベトナムの三つを建国して大きく不満度を上げられるよりはこちらか。研究ラインは1本かつ研究機関もイマイチ。ただ、司令官としては超優秀なヴォー・グエン・サップがいるのがウリ。
イングランド
DA追加国家。DA追加国家なので司令官・AIが未設定で、戦力としてはしょっぱい。パルチ率の高いブリテン島リリース用と言いたいところだが、高IC地帯なので、TC負担の軽減用としては実は意味は薄い。研究機関的にはライン数も多く、スキル8のローバーを筆頭に、核・ロケットまで完備する充実度を誇る。
大コロンビア
DA追加国家。コロンビア・ベネズエラ・エクアドルの跡地に建国できる。イングランド同じ理由で戦力としては期待できないが、まとめて独立させられるので不満度に優しい。ただし、パナマ運河のあるコロンも中核州に入っているので独立させるときは要注意。ベネズエラを独立させる際、ついでに高パルチ地帯を持っていってもらいいたい時の選択肢か。なお、米独で建国すると不満度+15イベントがある。
45年以降?の東ドイツ
国力は問題ない。問題なのはAI。西ドイツと異なりaiフォルダにはDDR_1945.aiというファイルが入っている。が、中身は守備隊と騎兵に全ICの四分の一が割り振られているなど、かなり微妙。また、なぜか中華民国にのみ禁輸設定がなされているので、中華民国プレイ時に建国すると青写真が見込めないことになる。
コンゴ
(南アを除けば)アフリカで唯一、資源らしい資源を出してくれる国。しかし、もともとパルチ発生率が0なうえ資源も極端に多いという訳ではなく、不満度を上げてまで独立させるかは微妙。

和平傀儡化に適した国家

レバノン シリア
フランスの降伏に伴い1940年夏頃にイベント独立。中立国でフランスの技術を引き継いでいるため、独立陣営プレイの時の研究加速に有効。
ドイツ降伏後に解放されたヨーロッパ諸国
ドイツ降伏イベントで独立した諸国は、独ソ米仏のいずれかから独立しその技術を引き継いでいるため、独立陣営プレイ時の研究加速に有効。
インド パキスタン
1946年頃にイベント独立。ドイツが消滅している必要がある。中立国でイギリスの技術を引き継いでいるため、独立陣営プレイ時の研究加速に有効。
韓国
陰る太陽イベント発生で独立。日本の技術を引き継ぐため、中国共産党あたりではあえて中華民国と組んでイベントを起こし、国共内戦の再開と共に韓国に進軍、和平傀儡化するのが得かもしれない。

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