Top / 各国戦略 / アメリカ

各国戦略/アメリカ

基本指針

マニュアルか何かにも書いてあった気がしますがぶっちゃけアメリカは初心者向きです。玄人がやればそれはそれで大いに楽しめると思いますが(高コストで火力のない司令部だけを編成して世界征服をすることすら可能)基本的によほどドジを踏まなければ負けることはありません。それぐらい卑怯なまでに強力な国です。

周辺の国

基本的にカナダとメキシコとしか国境を接していません。カナダは英連邦の一員であり、メキシコとは当初不可侵条約を結んでいます。また、結んでいなかったとしても基本的にアメリカの敵ではありません(初期状態では怖いかもしれませんが)。ちなみに最初からフィリピンとリベリアを傘下に加えており、史実どおり太平洋に多くの小島を保有しています、が、オアフ島、グアム、それにウェーク島あたり以外は基本的にゴミです。もし日本と戦争をする気なら戦略的な価値はあると思われますが、同盟国に押し付けてしまうのもアリです。

アメリカの敵は?

展開しだいでは基本的にどの国とも戦えます。と言うか、アメリカのくせに連合の一部じゃないんで勝手に同盟を作っても良いし既存の同盟に加わることもできます。また、同盟なんか作らなくても単独で十分に強いんで組まないでゲームを進める事もできます。ただ、いくらアメリカでも同程度の技術力を持った国と同盟したほうが研究は早く進みます。また、国家間の関係が悪くなってもすぐに改善できるだけの資金力があるので青写真をもらうためだけに同盟に入って、もらえるものをもらったら抜けるという芸当もできるでしょう。

ゲームの仕様のせいかさすがにソ連やドイツと仲良くなるのは難しいみたいです。また、放っておくとガンガンスパイを送り込んでガスガス親密度を下げまくってくれます(自国の防諜がしっかりしてれば、ですが)。気がついたらマイナスだった、もしくは-200だったなんて事もあるんじゃないでしょうか?

どうすれば良い?

好きなように遊びましょう。連合に加わって歴史を再現するもよし、日本と組んでありえない方向に歴史を持っていくのもよし、ソ連と組んで共産革命を目指すもよし。また、単独で世界征服を狙うのも良いでしょう。世界情勢などまったく無視して南北アメリカ統一を目指すという手もあります(生産力がイマイチの国ばかりなのでいまひとつウマ味には欠けますが)。ただ、南アメリカ統一を目指す場合ゲームの概説南アメリカ各国と結んでいる不可侵条約がものすごく邪魔になってきます。一方的に破棄すると不満度が一気に5%も上昇するので失効するのを待つか、資金力に物を言わせてスパイを大量に送り込みクーデターを成功させることで、不可侵条約を相手に破棄させてしまいましょう(その場合は単に同盟に組み込んだ方が楽かもしれませんが)。

また、開始した時点ではかなり他国のスパイが紛れ込んでいるのでせっせと自国にスパイを送り込み(?)10人そろった時点で片っ端から殺していったほうが良いでしょう。さもないと大事な局面で生産を妨害されたり、優秀な大臣を殺されてしまったりするかも知れません。

DA1.3以降ならまずは自国の諜報レベルを上げ、介入主義に振っていくと良いでしょう。自由主義でICの高いアメリカは大量の資金を得られるようになったので、札束でルーマニアやベネズエラの顔をはたいて石油を買い占め、枢軸勢に石油が渡らないようにするのもありでしょう。

研究や人材

宝庫です。いいのがそろってます。と言うか、他の国にしてみたら「分けてくれ」みたいな状況です。大臣クラスにしても使える能力の人が結構いますし研究機関に至っては開始直後からかなり素晴らしいラインナップです(その後増えたり減ったりしますが)。研究レベル6や7は当たり前!それ以上も結構いる…と言うような感じです。オッペンハイマーに至っては(核関連の研究向きだとは言え)研究レベル9です。さすが核兵器を実用化した国ですね…。
DDの場合、47年にハイマン・リコーヴァー(原子力空母研究などのスペシャリスト)まで登場します。吹き出すような反則ぶりで、機械の国アメリカの象徴と言えましょう。

追記
とはいえ、連合加盟まで同盟国がないので、青写真の交換ができないというデメリットがあります(当たり前ですがその面でリベリアやフィリピンはほとんど何の役にも立ちません)。AIイギリスのほうが先に行っていることも多いです。いくら研究者が優秀でも、使う予定のない旅団の開発は、避けた方がいいです。人造石油なんて研究しなくても、石油が大量に国内でとれます(DDではIC等増加する技術が追加されているので、研究する価値が出ました)。陸軍ドクトリン、海軍ドクトリンは、他の連合国と全く系統が違うことに注意。

開始時でも十分優秀な人ばかりですが、37年以降も研究者がどんどん増えてきます。いま適合するチームがいないなと思ったら無理に研究する必要はないでしょう。特に陸軍ドクトリンは。

日々の過ごし方

ゲームを始めてからしばらくは生産に勤しみましょう。と言うか、孤立主義が高すぎてそれぐらいしかできません。工場を作って基礎国力の向上を目指すか、最初から全力で軍備を強化して開戦できるようになった瞬間に侵略し始めるかはプレイヤーのお好みだと思います。
前者の場合は目標は基礎IC400超えです。開戦すれば実効IC500超えの巨大国家でプレイできます。ただし海軍だけは建造に時間がかかるので早いうちに準備し始めましょう(39〜40年前後)。
後者の場合は前者のような数値目標は特にありませんが(軍編成には好みが多分にあるので)、あらかじめ兵員輸送艦を50前後用意しておくと迅速な行動ができます。

とりあえず36年にはじめた場合は海軍は世界2位ですが陸軍は3個歩兵師団と1騎兵師団しかありません(他にフィリピンに1個歩兵師団とパナマ運河に守備隊1師団が駐屯していますが当初は動かせません)ので戦力の点ではそこらの弱小国並(かそれ以下)です。

問題

1936年の時点でのアメリカは平時修正でなんとIC-75%ものペナルティを食らっています。基礎ICが281もあるのでそのペナルティがあってもIC112もあるわけですが、政体などのせいもあって他の列強に比べると少し苦しいかもしれません。しかも当初はバリバリに孤立主義なので同盟に入ることもできませんし独立を保障することもできません。気長に内政・生産を行いつつスライダーを介入主義に動かしつつ最初の4年ほど過ごすしかないでしょう。もし介入主義が上がるイベントが起きたら何が何でもそれを選ぶことをオススメします。

完全にプレイヤーチートですが他の国でスタートして(内陸でとりあえず自分がどの陣営と同盟しても簡単に消滅しないような国−つまりアフガニスタンや南米の内陸国など)アメリカに宣戦してからセーブ、アメリカでゲームを始めるという手もある事はありますが言うまでもなくこれはズルです。ただし開始直後からIC300オーバーの状態で始めれるので爽快感は抜群です。

歴史イベント

アメリカも結構歴史イベントに恵まれた(?)国です。ゲームの進め方によってはものすごくマヌケに聞こえることもあるのではないかと思われますが(例:中華民国やソ連と戦争しているのに支援物資を送るか、と聞かれる)。

大統領選

多分最初に起こるイベントでしょう。イベントの効果はこちらなどを参照。基本的に民主共和どちらを選んでも一般大臣の優劣に大した差はありませんが、自由に交代させられない元首や首班にICマイナス特性持ちは置きたくないものです。以下はそんな困ったちゃんリスト。

いつの選挙?大臣の名前と所属特性備考
1940年ウェンデル・ウィルキー(共和党)ワンマン政治家
1960年ジョン・F・ケネディ(民主党)
1940年ジョエル・B・クラーク(民主党)裏工作の達人1936年の大統領選挙でランドンが当選していた場合
1952年リチャード・M・ニクソン(共和党)1948年の大統領選挙でトルーマンが当選していた場合
1948年の大統領選挙でデューイが当選し、かつ不満度が10以上の場合
1956年エステス・キーフォーバー(民主党)

さて、基本的にはどちらの候補を選んでも大勢に影響が無いことは上で述べたとおりですが、ひとつだけ悩ましい例外があります。それは1936年の大統領選挙。史実と異なり共和党候補のランドン知事を当選させた場合、介入-孤立スライダーが孤立主義に1つ動く替わりに、ランダムに選ばれた国内の2プロヴィンスにIC5ポイントが追加されます。孤立主義に振れる分消費財需要も増えますが、長い目で見るとこのICが結構おいしい。ただ、ランドンを当選させると、1940年の大統領選挙で“孤立主義にさらに1ポイント(共和党)と首班の特性がIC-5%(民主党)”のどちらかを選ばされることに注意。

戦争の準備

ICのマイナス修正を緩和するイベントです。4つ用意されています。普通は、戦争の準備をするを選択ですね。介入主義も+になります。

条件は様々ありますが

  • 1つ目は日独ソいずれかの好戦性が35〜40以上あるいは大国の首都が陥落している(パリやベルリンなど)
  • 2つ目は好戦性が50以上
  • 3つ目は好戦性が60〜70以上
  • 4つ目は南米諸国とポルトガルが日独伊ソいずれかと同盟しているか軍事通過許可を与えている、あるいは南米諸国が侵略されている、あるいはポルトガル領アゾレス諸島が陥落している

共通の条件として、戦争中ではない、ということがあります。

順番は関係ありません。

AI戦ではまず起きないでしょうが

  • メキシコと日独伊ソいずれかが同盟している
  • カナダの主要なプロヴィンスが1つでも陥落している
  • カナダ東のイギリス領ラブラドールあるいはニューファンドランドが日独伊ソいずれかの占領下にある

これらは4つのイベントすべてのトリガーに含まれているので、1つでも満たせば4回一気に起きえます。

普通3つめまでなので、そうだとスライダーはタカ派に5つ、介入主義に2つ、徴兵制に3つ寄るはずです。

DDであれば、スパイを独・日等に大量に送り込んで国際世論を操作する事で好戦性を
高めてしまうと言う手もあります。また、上記のようにこれが発生するのは平時のみなので常識的に考えるとかなりおかしいのですが、「日本と組んで中華民国を倒した直後に日本の好戦性が上がっていたため『戦争の準備』が連続して発生」みたいな事も起こります。今までやってたのは戦争じゃなかったのかと・・・

レンドリース関連

レンドリースは、武器貸与法を制定すると始まる。対英、対ソ、対中華民国の3種類。イギリスには支援するが、ソ連にはしないとかできますが、支援しないと友好度が下がります。まぁ、援助しなくても、アメリカの独力で、ドイツや日本を打倒できるでしょうが、ソ連がドイツに負けるとちと面倒なので、大国の太っ腹で助けてあげてもいいのではないでしょうか。
物資等をたくさん提供することになるので、できるだけ支援してあげたいなら、常日頃からの備蓄が必要です。

真珠湾攻撃

真珠湾攻撃は39年以降に日本と戦争をしていると日本の選択によって起きます。
介入主義+3タカ派+1になるので戦争の準備とあわせて介入+5タカ派+6となります。
こちらから戦争を仕掛けてもAIならばほぼ真珠湾攻撃をするので、海軍だけ整備して、スライダーを傾けるためだけに宣戦布告してもいいです。

トーチ作戦発動

ゲーム内では「フランソワ・タルラン提督と交渉」というイベント。交渉するを選択すると、カサブランカ周辺がアメリカ領になる。ここに機甲師団を送り込み、アフリカのイタリア軍を打倒して、イタリア半島への橋頭堡を作る。ノルマンディー上陸作戦の中継基地としても使えるので、ヨーロッパに介入するなら、史実通りやりましょう。

西ヨーロッパ解放

ヨーロッパから枢軸が駆逐されると起こるイベント。ヨーロッパに平和がもたらされますが、アメリカからすれば、今まで占領地から得ていたICがなくなります。また、孤立主義に大きく傾くので、宣戦布告が非常にやりにくくなります。民主国家ってのはそういうものなのかもしれませんが。
DDではイベントの条件が変わったようです。枢軸ではなくドイツを降伏させた時点で発生する事があり、その場合はドイツの占領地は解放されますが他の枢軸国はそのまま戦争を継続するので改めて討伐する必要があります。またDDではスペインが枢軸に入りやすくなり、フランスの復活後、無防備のフランスがスペインに食われて、その後、ソ連に横取りされたりするので、枢軸スペインもきっちり征伐しましょう。

日本の降伏

条件は降伏イベントのところを参照。日本が手放す領土が意外に少なく、半島+大連周辺+台湾+香港+インドシナだけだったりします。
よって、南洋諸島とかは日本領になるので、なにか不思議な感じです。さらにフィリピンが併合されていた場合は日本領になるので、どうしてもフィリピンを別の国にしておきたいなら、イベント前に独立させましょう。沖縄はアメリカ領のままです。

朝鮮戦争

連合国と共産国(ソ連と同盟国)との全面戦争になります。アメリカが朝鮮半島を占領している場合は、朝鮮独立イベントで独立させないを選べば回避できそうな気がします。

まとめ

最初は孤立主義に傾きすぎなので、宣戦布告ができないだけでなく、陸軍が存在しないに等しい状態ですから、41年まで歴史に身を任せるのが無難でしょう。

日本から宣戦布告された以降は、世界を変える力を発揮できるというか、アメリカが動かないと何も変わらないようになります。

戦争になったら?

万々歳です。天佑です。特に平時修正がまだ残ってる間に何らかの理由で戦争に引きずり込まれたらその幸運を感謝するべきでしょう(いきなり上陸されてるわけでなければ)。戦争状態になればアメリカ様の本領発揮の時、鬼のようなIC300で敵をなぎ倒しましょう。と言うか、平時修正が残っている場合はわざと敵を完全に倒さず高ICを維持すると言う手もあります。ただAARにも書いてありますが基本的にものすごく攻めにくい場所にあるので巻き込まれるより宣戦布告する側になるのではないかと思われます。また、場所的にどうしても船がないと攻め込めない場合が多いので戦争を始めるつもりであれば輸送船団を充実させないといけません(生産の項目にも書いてありますが)。

イギリスや日本などと戦争をする場合、最初の上陸作戦は妨害されなくてもそれ以降の上陸作戦や輸送船による物資の輸送は敵海軍によって大いに妨害される可能性があります。当然対抗するにはこちらも海軍を充実させ、敵の海上戦力撃滅を目指すしかありません。運良く敵艦隊の大半が開戦前の時点で港に停泊中であれば港のすぐ外の海域で「待ち受ける」事によって敵に大打撃を与える事が可能です(戦力が勝っていれば、ですが)。海軍がない国や弱体な国相手の場合この心配はありません。力で押しつぶしてしまいましょう。

軍備について

補給ライン

自分から戦争を仕掛けていかない場合、戦場は太平洋とヨーロッパです。国力的に、両面作戦も可能なのですが、そのためには補給線の維持が必要になります。
まずは、輸送船団の輸送船と護衛船団が全く足りません。輸送船を500隻、護衛船団を200隻くらい作りましょう。
兵員輸送船ももう少し必要です。これらは、改良しないので、初期に作るべきです。
とりあえず船団はどちらも×99で生産ラインに入れておき、不要になったら切りましょう。まあ、アメリカの国力ではわざわざそんな端数を節約する必要は薄いですが...(護衛はともかく、輸送船団は自動割り振りで変な挙動をするときがあるので、何千隻か持ってるとそれはそれで便利です)

陸軍

陸軍は太平洋方面は歩兵+海兵隊+戦車、ヨーロッパ方面は機械化+戦車でよいでしょう。物量で押し切るのがアメリカっぽいので、司令部もきちんと準備しましょう。
機甲戦はもちろんのこと特殊戦持ちの司令官もけっこういますが、
アメリカはMPにおいてはそこまで余裕がある国ではないことに注意。
政体をいじっていない場合は、占領地でのパルチザンがほとんど起こらないので、守備隊は作る必要がありません(いじってある場合は作る必要があるかもしれません。独裁国家だとパルチザン祭りが発生してしまいます)。

空軍

空軍は、太平洋方面は海爆必須に戦闘機か護衛戦闘機(DD以降は単体ユニットとしての護衛戦闘機はありません)。ヨーロッパ方面は、戦術爆と戦闘機。B29のないアメリカ空軍はイヤだというなら、戦略爆撃機も作ってみてください。一応核を積むとかいう用途もあります。国力には余裕がありますし。

海軍

海軍ですが、太平洋方面は、空母の研究を進めて、機動艦隊を整備しないといけません。大西洋方面は、ロイヤルネイビーに任せていいのではないかと。
世界で2位を誇る規模の海軍を保有していますが空母は少なめ(1936年の時点で3隻保有+1隻建造中)ですし初期型か基本型なので過信は禁物です。艦船は基本的に建造にかなり時間がかかるので、最初から建造しておくか研究が進んでから一気に建造するか、決めておくとよいでしょう。大型艦の場合、必要になってから生産を始めたのでは絶対間に合いません。
日本の宣戦布告は早い場合41年の春になることもあります。41年初頭には、太平洋の機動艦隊をある程度揃えないといけません。12月8日だろと思いこむと痛い目に合います。空母は2年くらいかかるので、39年には作り始めないと。空母の場合、艦載機は改良されますから、他の艦種よりも旧式艦を活用しやすいです。

司令官

非常に優秀な司令官(史実スキルのある人)がたくさんいますが、最初は階級が低いので、意識して戦闘部隊の司令官に任命していきましょう(例:陸軍ではマッカーサー、アイゼンハワー、パットン、ホッジス、ブラッドレー等。海軍ではキング、ニミッツ、ハルゼー、スプルーアンス)。

核兵器

ぶっちゃけ要りません。あったらタワーつぶすときに便利ですし、不要な物を研究するぐらいならオッペンハイマー働かせとくかー、程度の位置づけです。数をそろえれば一国を崩壊させるのも容易いですが、元来本気のアメリカにとっては世界征服自体が「容易い」です、はい。
核動力艦を作るために研究するという可能性もありますが、これまた趣味の領域に入る話です。

資源調達

特に何かする必要はありません…といっては言い過ぎですが、国内で生産される物資だけで基本的に自活できます。国内のプロヴィンスでも特にラボック(石油の生産量が世界一)とヒューストン(稀少資源の生産量が世界一)は何があっても絶対失ってはいけません。また、お金は基本的に腐るほど流れ込んでくるのでそれを使って同盟国から青写真を買い上げたり、諜報戦に走ってみたり、平和裏にプロヴィンスを買いまくったりする事もできます。

ちなみに日本と戦争するつもりならゲーム開始直後真っ先に日本との貿易を打ち切りましょう(DD版36年だと開始した時点から日本に石油を輸出している)。
日本海軍は怖いですが石油がなければただのハコです。史実に照らし合わせるまでもなく、アメリカ以外の国が日本に石油を輸出する可能性は基本的に低いのでこれだけでかなり日本の行動を縛ることができるはずです。さらにやる気なら、他の供給先の石油を買い占めることも可能です。

同盟

上にも書いてありますが、必要はないけど状況に応じて組むと便利でしょう。政体の問題もあって最初から誰とでも組めるわけではありませんが連合のリーダーではないので理論的にはどの国とも同盟することは可能なはずです。やろうと思えばドイツと同盟したり、ソ連と組む事だってできるはずです。やってみたところ、なぜか日本とはかな〜り簡単に同盟できるようです。

ただここで一つ注意しないといけない事があります。自分から同盟を作らなかった場合、つまり既存の同盟に参加した場合は外交交渉においては盟主の判断が何よりも優先します。どういう事かというと自分が戦争している国からの和平交渉を盟主が勝手に承諾してしまったりせっかく自分が攻略中だった国なのに勝手に属国にしてくれちゃったりします。回避する方法は基本的にないので自国に不利な和平を勝手に承諾されてしまった場合などはロードするかあきらめて自分が盟主になりましょう。

平時修正解除

アメリカでは開戦までの平時修正がやっかいです。解除しちゃいましょう。ではどうやって?

その一 中国逆支援法

アメリカは中国と仲がよく、貿易もそれなりに良いレートで行うことができます。
これを利用して中国の希少資源や電気、鉄を貿易で買い、包括交渉で削っていくと資源が枯渇してICが極端に低くなり、結果39年には日本が中国を併合し、一気に戦争の準備が起きます。
これに乗じて39年に日本に宣戦布告すれば真珠湾攻撃も起こり、政策変更イベントとあわせればタカ派、介入MAXも夢じゃありません。中国と貿易する場合は石油をあげるのがいいでしょう。日本に接収されますが、パワー全開のアメリカの敵ではありません。

また、プレイヤーチートも厭わないならば、英国と同盟して北米のラブラドールを購入し、離脱後、日本と同盟して割譲することでも一気に戦争の準備(×4)が起きます。運にもよりますが、37年中に平時修正を解除することも可能かと。

その二 カナダパルチザン法(DA1.1)

チートは嫌だけど、プレイヤーチートは大好きなよい子のみんな、ちょっとカナダにスパイを送りまくってパルチザンを援助しまくってみよう!
反乱が発生して、パルチザンがカナダの特定プロヴァィゥェォンスを占領してくれたらしめたもんだよ!
戦争の準備(×4)の発生条件が満たされて、一気に平時修正解除&大幅にスライダーが介入寄りになっちゃうんだ!
あと、ルーズベルトよりも腹黒な君はしつこくねちっこくパルチザンを支援しまくるといいと思うよ!
カナダが真っ黒になってケベックが独立&カナダに宣戦すると、スライダーがさらに介入に寄っちゃうよ!
ただし、DA1.2以降ではパルチザン支援の仕様が変更され、反乱度が上がりにくくなったから、この方法は難しくなっちゃったんだ。

その三 スパイ工作で日米開戦法(DA1.2)

民主主義の孤立主義国家が戦争できないなんて誰が決めたんですか!?
ちゃんとできますよ。相手を選べば。ターゲットは日本です。

1936年でスタートしたら、スパイを大量に送り込んでひたすら国際世論を操作。
一回で+2なので普通に実行していけば、一年間で日本の好戦性は1年間で+30くらい上がります。
あらら1936年なのに、戦争の準備が発生しちゃったよ? 手を緩めずにさらに続けましょう。
1937年春には日本の好戦性が50を越えて、さらに戦争の準備が発生してスライダは介入寄りに。
この時点で介入+4(スライダ込み)なので戦線布告に必要な好戦性は70。
盧溝橋事件で日中が開戦すると、何故か日本の好戦性が-20されてしまうので
1937年の開戦はやや厳しいですが(どうしてもその前に開戦したいなら、ある程度からスパイ10人にこだわらず世論操作を優先した方がいい)
続ければいずれ70を越えます。38年のスライダ移動で宣戦布告に必要な好戦性は58まで下がるので1938年1月には当然開戦可能になります。
その後、真珠湾攻撃を受ければ他国とも割と簡単に戦争のできる国になります。
世論操作は成功率が高いのでギャンブル性が低いのがポイント。

日本と開戦したくなければ、同じことを独あたりに仕掛けて戦争の準備×3まで+スライダ移動をして
38年頭に同盟可能→(連合に入りイギリスからラブラドル購入、連合脱退)→日本と同盟で日中戦争に介入→(ラブラドルを日本に割譲して戦争の準備4つ目を起こす)なんてバリエーションも可。
どれだけプレイヤーチートなんだよって突っ込まれそうですが。

ただし、DA1.3ではスパイの仕様が変更され、新大陸のアメリカが海を隔てた日本やドイツに諜報活動を行うためには高い諜報レベルと介入主義寄りの政策が必要になりました。
さらに加えて、成功確率も低下しており、日本やドイツの好戦性を現実的な確率で操作できるようになる頃にはパリ陥落や真珠湾攻撃が発生しているでしょう。
また、スパイ活動が可能になる間隔も増加したため、この方法はほぼ不可能になりました。

その四 共産革命法

平時修正解除なんて待ってられっかボケとか思われるせっかちな人、
独裁アメリカがいいって我儘な人には一つ面白い手が存在します。
まず、資金を集めて不可侵条約を破棄する、もしくはひたすら大臣の入れ替えをする、
消費財の生産を打ち切ってみるとかして不満度を65以上にします。
それで暫くするとなんと革命が発生し、赤いアメリカが成立するのです!
当然独裁MAX*1ですので宣戦して平時修正消すなり統制MAXによるIC高騰に喜ぶなり、
不満度下げるなり何なり好きなようにしてください。
ただ、相変わらず孤立主義ですので、不満度にはご注意を。

シナリオ

序盤が暇なアメリカの場合、1939年からゲームを開始するのも手です。これでも2年前後の準備期間は残っているので、かなり好きなように軍備を建設できます。


*1 共産党を選んだ場合。社会党はもう少し手緩い

Top / 各国戦略 / アメリカ